ラストダンス [Kindle]

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  • 実業之日本社
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  • 引退前のピッチャーとキャッチャーの最期の足掻き。文句を並べ立てながらも結局は樋口を信頼していく真田。

  • 対照的な2人のプロ野球選手、引退のシーズン。手に汗握る描写も多く、派手なスター選手の活躍をすこしやっかむ一方で、二軍生活の長いキャッチャーのいぶし銀の活躍に励まされる。うまく感情移入できるポイントがあるので、読後はなかなかの達成感。

  •  ドラフト5位ながら、チームのスター選手として、そしてエースとして長く活躍した真田と、ドラフト2位で入団し、控え捕手という立場ながら、息の長い選手となった樋口、更にはドラフト1位で入団し、若くして監督となった鷹取(現実のプロ野球でいえば高橋由伸監督みたいな感じか?)という、同期のそれぞれのプロ野球人生が、真田と樋口にとっての最後の試合でようやく交わるまでの物語、といった感じだろうか。
     真田の引退後だけはかなり意外だったのですが、なかなか人間味あふれる読み応えのある作品です。

  • キャッチャー最高

著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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