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感想・レビュー・書評
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引退前のピッチャーとキャッチャーの最期の足掻き。文句を並べ立てながらも結局は樋口を信頼していく真田。
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対照的な2人のプロ野球選手、引退のシーズン。手に汗握る描写も多く、派手なスター選手の活躍をすこしやっかむ一方で、二軍生活の長いキャッチャーのいぶし銀の活躍に励まされる。うまく感情移入できるポイントがあるので、読後はなかなかの達成感。
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ドラフト5位ながら、チームのスター選手として、そしてエースとして長く活躍した真田と、ドラフト2位で入団し、控え捕手という立場ながら、息の長い選手となった樋口、更にはドラフト1位で入団し、若くして監督となった鷹取(現実のプロ野球でいえば高橋由伸監督みたいな感じか?)という、同期のそれぞれのプロ野球人生が、真田と樋口にとっての最後の試合でようやく交わるまでの物語、といった感じだろうか。
真田の引退後だけはかなり意外だったのですが、なかなか人間味あふれる読み応えのある作品です。 -
キャッチャー最高