東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない (PHP新書) [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • ひたすら没頭できる趣味を仕事に。人生をゲームに捧げるプログラムゲーマーという生き方。ゲームと侮ることなかれ、勝負の世界は厳しい! 2014年刊行。

    著者は格闘ゲームのプロ。子供の頃から格闘ゲームに夢中でほぼ無敵。一浪して東大に入り、4年の時は研究に没頭。順風満帆に見えたが院試で挫折、研究への情熱を失い、プロゲーマーの道へ進んだ変わり種。

    食っていけるかどうかもわからない中で新しい道を開拓するって、やっぱ大変だよな。著者もしきりに書いているが、失敗しても悔いなし、情熱が全てに勝る、ということかな。著者の生き方、ちょっと羨ましくもある。

    「東大を受験したことにしても、父親を喜ばせたい、父親に褒められたいという一心で、選んだもの」とのことだが、著者は良くも悪くも東大卒にこだわりすぎてる。自分は他人とは違うできる人間なんだ、という自意識のなせるわざかな。それが著者の力の源なのかもしれないが。

    「元来僕という人間は、人から火を移してもらわなければ情熱を抱けない人間だった。誰か情熱をもった人がいないと、自分では燃えられない人間だったのだ」という言葉が印象に残った。

  • ときどさんのことは存じ上げていませんでしたが、研究も含め本当に優秀な方なのだなぁと思いました。
    大学院で感じられたやるせなさや制度はご本人にしか分かりえない事ですので、
    エピソードとして知ることが出来て良かったです。(ときどさんとしてはマイナスな出来事ですが)
    情熱が人を動かすんだなと実感しました。子供時代のエピソードも面白かったです。

  • 格ゲーには然程詳しくない私ですが
    以前、情熱大陸を見てからなんだか気になってしまうプレイヤー、ときど。

    ときどは如何にしてプロゲーマーになったのか。
    非常に良くまとまっていて、話もテンポよく展開していく。格ゲーを殆ど知らない人であっても十二分に楽しめる内容だと思う。本書のタイトル通り彼の人生における「情熱」の火の話、節目での失敗や挫折、学生時代の思い出も興味深かった。
    Murder Faceのくだりはちょっと笑ってしまった。

  • 効率性や論理だけでも成果は挙げられる。
    しかし、それだけではいつかは行き詰まる。

    情熱を燃やしながら何かに挑戦する人は魅力的だ。
    そして面白い。

  • ゲーム好きじゃなくても、すごく興味深く読める本。著者の自己分析がすごいな。こうやって自分の頭で考えられる人が伸びていくんだろうなと思う。

  • 日本では、ゲーマーはオフラインで集まり、ライバル同士で対戦し情報交換をする。強くなるためだ。

  • プライムにあったので読んでた。そこそこ面白かった

  • 子供がゲームばかりしていると、不安になる。このままで良いのだろうか。かと言って、緊急自体宣言下に、一日中家の中にいて、これ以上の刺激的な遊びもない。大人がITガジェットを使うのに、子供は駄目か。既に時代が違うのだが、自らが幼少に刷り込まれた、ゲームは1時間!の賜物だ。理性ではなく、感覚的に嫌悪感を持つ。でも、実際の所、どうなのだろう。スポーツにのめり込みより、悪い?

    著者は東大卒ながらプロゲーマーの道を選んだ稀有な存在。父にその道を相談した所、背中を押してくれたという話。本人は格闘ゲームだが、Eスポーツも含めたゲーム業界の可能性。そうだよな、と。囲碁や将棋、実際のスポーツにもファンがいて、競い合うプロを視聴する事でお金が動く。ゲームだって一緒だ。昔々、高橋名人なんて人もいた位に。

    普段あまり触れない世界だからか、今さら格闘ゲームはしないのだが、興味を持って読める本。情熱が論理にすら勝る。名言だと思う。

  • 珍しいバックグラウンドをもつ作者であるが、ゲームにかける情熱が感じ取られ面白かった。

  • 面白かった。

    率直な意見としてはときどさんには元々才能もあったし環境にも恵まれていたと思う。全ての人がああなれるかというとそうではなくて、でも本書を通じて彼の情熱に存分に触れる事ができて、それがこう自分にも火を灯してくれたような気がした。

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著者プロフィール

東大卒プロゲーマー

「2014年 『東大卒プロゲーマー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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