銀河英雄伝説6 飛翔篇 (らいとすたっふ文庫) [Kindle]

著者 :
  • らいとすたっふ
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感想・レビュー・書評

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  • 歴史の勉強回
    次の展開のため仕方の無いことだが、やはり面白さは欠ける。
    後半、話が動き出す。
    あとの話の盛り上がりを期待。
    北斗の拳のラオウ以降みたいにならなきゃいいけど……

  • 地球教がわりとあっさり潰されたのに驚きを隠せず
    ユリアンが持ってるディスクが話のキーになるのかな⁉︎
    "特定宗教に対する狂信ほど、それと無縁な人間の反発と嫌悪をそそるものはない"
    最近の反日武装戦線の人だったり宗教に対してだったり思い当たる事が多すぎる名言

  • 専制君主政は代替わり毎に堕落の可能性を持っている点で民主政より堕落スピードが早い。でもどちらにしても放っておくと堕落するのが人類?
    どんなに教育を頑張っても変化の渦中にあった人間とその後の人間とではモチベーション等も同じではあり得ない。変化の中に身を置き続ける必要があるのかな?

  • オーディブルで聴き直し。ストーリーがわかっているけれど、理屈抜きで好き。

  • 前作で戦争に一区切りつき、同盟は帝国の支配下に入る。だがそれぞれの考えや信念を持った人々の行動の結果、平凡な一市民として暮らしていたヤン・ウェンリーは再び表舞台に引きずり出される。相変わらず絢爛豪華な修飾語が鼻につくが、新鮮にも感じて楽しい。今回は過去に地球が滅亡した過程も詳述されて、人間が何度も過ちを繰り返しても、滅亡するまで決して学ぶことはないことがよく分かった。

  • 巻数だけ見ると物語といよいよ後半に突入という感じなんだけど、初期に設定された物語の軸はすべて前巻で達成されてしまっている。
    ラインハルトはローエングラム王朝を築きあげたし、自由惑星同盟も事実上の無条件降伏。ヤンは退役している。三国志をモチーフに書かれたという本作では、無事に天下統一がなされたというわけだ。


    じゃあ、この巻では平定後の安定した治世の構築が描かれるのか・・・というと、そうではない。むしろ描かれるのは、これまでよりも醜い人間性だ。
    これまでにも自由惑星同盟側にはトリューニヒトをはじめとする政治家たちがおり、帝国側にも「門閥」と呼ばれる旧勢力がいたわけだが、決着付け方は戦場での戦いであり、その戦い方はわかりやすかった。
    ところがこの巻では、争いは戦場ではなく政治の世界で行われる。そして、その戦いにエネルギーを注ぐのは、安定した世界での立身栄達なのだ。戦場に慣れすぎた人間は、戦いのない生活ができないとでもいうかのように。


    自由惑星同盟の思い込みと暴走により命を失いかけたヤンは、シェーンコップたちの活躍により、新たな戦いに身を投じることになる。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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