水底フェスタ [Kindle]

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 12
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感想・レビュー・書評

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  • 18切符で在来線に乗って飯田まで行く際に読んだが、辻村さんは私に勇気を与えてくれるはずなのになんじゃ?!と思ってしまい、再読せず目的地に居た友人にあげた。10年ぐらい前かな、
    それでも時折思い出すんだよな。
    ただの恋だったら良かったのに、みたいな心境の吐露を、読んだ時の苦さとともに。
    一度読んだだけで、これだけ鮮明に覚えているなら、良い本なんだろう。
    人には薦めないけど。

    • はるたろうさん
      面白い感想でコメントしてみました。
      私も辻村作品好きですが
      どちらかというと人間の隠れたドス黒いところを
      描くのが上手い人だなと思っていたの...
      面白い感想でコメントしてみました。
      私も辻村作品好きですが
      どちらかというと人間の隠れたドス黒いところを
      描くのが上手い人だなと思っていたので
      180度違う印象を持たれている方がいて
      ほんとにイイ作家さんなんだなと改めて感じました。
      ハッピーな辻村作品もいいですよね。
      2022/12/10
    • megmilk999さん
      コメントありがとうございます。
      はい、私にとっては僕のメジャースプーンの印象で、
      人生捨てたもんじゃない、と教えてくれる作家さんです。色...
      コメントありがとうございます。
      はい、私にとっては僕のメジャースプーンの印象で、
      人生捨てたもんじゃない、と教えてくれる作家さんです。色んな面があるのは確かに良い作家さんですね!そういう見方もあるんですね。
      2023/01/03
  • 広い外の世界に行きたい。自分はこの狭い世界の住人とは違う。そう思っている自分自身がすでにその狭い世界に染まってしまっていることに気づかない。

    とてもおもしろかったが、分かりすぎて、読んでいてつらかった。

  • 外にはもっと広い世界とたくさんの選択肢があるのに、それらを選べないこともある。○○特有の、っていう環境にいることは当事者には気づけない。

    どちらも仕方がないかもしれないけれど、ありがちなことだなあと感じた。業界でも会社でも部活でも。

    "井の中の蛙"じゃないけど、知っていることからだけでなく、探して最善策を選び取りたいなっていうことと、八方美人風味のことはやめたいなと決意させられた。

著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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