新装改訂版 Linuxのブートプロセスをみる (アスキー書籍) [Kindle]
- 角川アスキー総合研究所 (2014年10月2日発売)
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感想 : 2件
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感想・レビュー・書評
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業務でLINUX kernel周り関連の業務を行っており、多少なりとて理解するために読んだ。
発行年は2014年なので最新ではないが、基本は変わらなかろう、ということで割り切って購入。
前提となるCPU、メモリ、割り込み等のHW知識を解説した上でkernelのboot loaderから初期完了までを事細かに説明している。
自分の知識レベルが足りないので文字をなぞるだけで終わったが、それでもkernelの起動処理が多くの処理を実行していることはわかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
i386とx86_64のブートシーケンスに手を入れる必要があったところ、非常に役に立った。しかし、改訂前に書かれていたi386のブートシーケンスについては削除されていたので、改訂による改悪といえる。まだまだ32bitのLinuxをいじる必要のある場合は多いと思うのだが。もう少しgas特有のディレクティブについて記述があると、他の部分を読み進めるときに役に立ったのだが、gasのマニュアルを読めということでしょうか。SMPのtrampolineの仕組みについて書いてあると.Sファイルについては網羅されたと思うので、それがない点は残念。Linuxの起動シーケンスについては他に類書が無いので、まぁ良い内容です。
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