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- / ISBN・EAN: 4527427658332
感想・レビュー・書評
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外国で英語が喋れずに心細い思いをしたことのある人間なら、絶対この主人公には共感してしまいます。そして、封建的なインド社会における伝統や因襲といった「ガラスの天井」を軽やかに嫌味なく突き破ってみせた主人公の姿がなんと爽快なことか(それをまったく理解できない夫の無様な姿を見るのもまた爽快)。英語が話せるようになったことでようやく自分に自信を持て、自分らしくいられるようになった彼女の姿を見ると、言語の習得が自己実現の手段だということもよく理解できます。
彼女が通う英会話教室の雰囲気もとてもよいですね。互いの違いを楽しんでいるような彼女たちの姿は、排他的ナショナリズムがはびこる現代社会におけるユートピアのよう。いろんな意味で、欧米では絶対作れない映画。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マイコーの真似をするのがチャーミングでかわいい!
言葉を身につけていくことで、
自分の世界が広がって行くこと、
そのわくわくが伝わってくる
言葉が通じない事、それで怖気づいて
自分の価値を低く感じてしまうことも
すごくよくわかる。
言葉が通じないと、相手からの反応もない、
時にはそれがネガティブな反応が返ってくる、
それってとてもがっくりする。
でも同時に、相手からの反応に
どれだけ普段の自分が依存していたのか
と気付かされる
何のためにコミュニケーションを取ろうとしていたんだっけ?
と改めて考えさせられる
相手にいい反応を返してもらうことじゃなく、
相手を知りたい、自分を伝えたい、
そういう根本的なことなんじゃないかな
それに気づければ、怖さや不安も流れていくのかなと思っている -
インドでは未だ人種差別が横行しているから
この手の、富裕層向けの映画で警鐘をならす必要があるんだろうね。考えすぎか?
でも、単純に面白かった。
お母さんがキュートだよ、めっちゃ綺麗。 -
おもしろいという評判のインド映画。けれど長いから(130分くらい、途中に休憩? がある)なかなか見られなかったけれど、評判通り、おもしろかった。
なにより、主役のマダムが美しい。昔の日本の女優みたいに演技や顔の表情が大げさなところもあったけれど、マダムを観ていると和むというか、応援したくなるというか。そしてあとから知ったマダムの年齢、50歳!信じられない!美魔女すぎる。それを確かめるためだけでも、一見の価値あり。
内容に関係のない歌や踊りはないし、細部まで丁寧に作られている。
DVDで消費するように観る映画ではなく、映画館で見て充分に楽しめる映画だと思う。
特に、いたずら好き? の息子に、せっかく作ったお菓子をこぼされて、自分の行く予定だったところに行けず、もう一度作り直すシーンにじーんとした。誰にも怒りをぶつられずにやらなければいけない。こういうこと、あるよな、と。 -
ビジネスマンの夫、2人の子供のために日々家事をこなす専業主婦シャシ(シュリーデヴィ)は、家族の中で唯一英語ができないことが悩みだった。ある日親戚の結婚式の手伝いを頼まれ単身渡米するも、英語が話せないためつらい思いをする。そんな時「4週間で英語が話せる」という英会話学校の広告を見つけた彼女は、身内に黙って学校に通い始めるが……。 (シネマトゥデイ)
文句なしの☆5です!映画館で観たかったけど逃したので楽しみでした。期待通り!期待以上!夫婦の溝・親子の葛藤、自分への評価の低さ、だれでもあることだと思うけど、1歩踏み出すことで何かが変わり、新しい世界が自分を変えてくれるってステキ。主婦の「専業」から卒業の話でもあるのでは。とても良い映画でした。 -
請求記号:14D217 (館内視聴のみ)
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2022年4月期展示本です。
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