火星の人 [Kindle]

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制作 : 小野田和子 
  • 早川書房 (2014年8月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (592ページ)

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火星の人の感想・レビュー・書評

  • めちゃめちゃおもしろかったー。
    火星にひとり取り残された宇宙飛行士がなんとか生き延びようとする、って話で。NASAの宇宙飛行士なのでそれはそれは頭がよく、科学的知識もそれはそれは豊富なので、水つくったり、酸素つくったり、土つくったり、ジャガイモつくったり、ベッドルームつくったり。最初は、宇宙に取り残されたというのに、ひたすら淡々と科学的な説明をしつつ酸素や水をつくっていくっていう日記で、これが最後まで続いたらどうしよう、と一瞬思ったのだが、その淡々としてるけどユーモアたっぷりの文章にどんどん引き込まれていって。
    とにかくひとりぼっちで火星で死ぬかもしれないのに、まったく、かけらも、絶望や不安や悲壮感がなくて、日々仕事して、あれこれ工夫してお風呂入ったり、仲間の残していった70年代ドラマ見たり、なんだか火星でひとり生活楽しそう、って思ってしまうような感じで。
    わたしは理系に非常に弱いので科学のあれこれ宇宙のあれこれはまったくわからないんだけど、少しはわかったらもっとさらに楽しめるのかも。

    地球側の人たち(最初、だれも出てこないでほんとに火星の人の日記で終わるのかと不安だったけど)もみんなユーモアがあって楽観的で、そしてみんないい人で、人間まだ捨てたものじゃない、って気になるし。

    もちろん、宇宙モノらしく、手に汗握るようなページターナーなハラハラドキドキ場面もあるし。

    SFって、けっこう地球滅亡とか人類の危機とか、そうでなくとも気が遠くなるような年月とか考えてしまい、読むとなんというかすごく不安な気分になることが多い(のはわたしだけ??)のだけど、これはそういう気持ちにならないところもすごくよかったな、と。
    こういう話をもっと読みたいー。

  • 主人公のマーク・ワトニーがとにかく素晴らしい。楽観的だけど慎重。悲観的だけど大胆。あらゆるアイディアに対して検証と妥当性確認をこれでもかと言うほどに丹念に繰り返すエンジニアの鑑。知識とユーモアの歯車による推進力。マーク・ワトニーが素晴らしい。

  • もっと早く読めばよかった!と読み始めすぐに思った。
    火星に取り残される+SFなんてとても暗い展開になりそう……と思っていたのに全然そんなことはなく
    むしろユーモアのあるジョークで軽快に話が進んでいく。
    翻訳者さんのセンスととても素敵だと思うし、原書はどんな風に書かれているんだろうと久々に英語で本を読みたい!と思えるような文章表現だった。

    マーク・ワトニーは生物学者であり、宇宙飛行士でもあるわけで、専門的な知識があったからこそ、そして諦めなかったからこそ生き延びようとトライし続けた。
    私が火星に取り残されるという機会は幸か不幸か人生において無いだろうけど、ここまでの絶体絶命のピンチにこんな精神的な余裕を持って対処することは可能なのだろうかと考えさせられる。
    娯楽作品として見るととても楽しいし、前向きで、勇気を貰える。
    けれど現実はなかなかうまくいかない。
    だからこそ、完璧とは行かないまでも心のどこかに小さいマーク・ワトニーを住まわせたいと思う。
    何かでしまった!と思った時、クソ!と思った時にまぁ待て落ち着こう、と気楽に構えられるようなそんな余裕が持てたら多分もっといろんな状況を楽しめる気がする。

    宇宙空間での人体事情には詳しくないからわからないけど、無重力下において人は爪は伸びるのか、耳かきは必要ないのかということが素朴な疑問。
    (映画だと髪の毛もヒゲも伸びてるので爪も伸びる気がする……)

  • こんな前向きになれるメンタルを持ちたい。

  • 「The Martian(火星人)」と題された原作と映画、日本では小説は「火星の人」映画は「オデッセイ」となりました。火星人だから面白いのに。

    映画が公開されていますが、原作を先に読むという流儀に従い小説から。

    とても面白かった。いろんなトラブルを知識と知恵で乗り越えて行く主人公に惹きつけられました。2時間の映画では、いろいろ端折られるんだろと想像できます。

    プログラマーだった著者がもともとWEBで発表していたもの。評判を呼びまとめて読みたいと小説になったものだそうです。
    科学的な裏付けに基づいた描写と主人公マーク・ワトニーのキャラクターもあいまって人気になったことが伺えます。理系の方でなくても読めるお話になっています。
    宇宙戦争のような火星人は出てこないし、バローズの火星シリーズみたいに、プリンセスも出てこない。スタートレックのようにすました航宙日誌ではなく、チェンジログみたいな日記の語り口。Linuxベースのコンピュータが使われてるし、コマンドまで出てくる。
    想像できる未来、リアルとフィクションをうまく繋いだお話、まるでキングみたい。
    それにしても、NASAはすごい。科学万歳!

    さ、映画観に行こう。

  • 映画を見に行く前に原作を読みました。

    大部分が主人公の日記形式で進行。
    火星に一人置き去りという絶望的な状況なのに、とにかく前向きだし「一晩寝たらそんなに絶望的でもない気がしてきた」とか言い出すしで、このキャラのおかげでシリアス一辺倒になりそうなのにコメディタッチになっていてかなり救われる。

    読んでて気づいたのは、ワトニーがストレスで眠れなくなったり、飯が喉を通らなくなったりという描写が無いこと。
    毎日のように難題がふっかかってくるし、高確率で死ぬ状況なのに「やべーな、いい方法思いつかなかったら死ぬな。まあ、今日はとりあえず寝よう」で済ます。こういう図太さは極限状態で生き延びるのに大事な要素なのだろうなと。

  • 映画になる、ということで読んでみました。
    火星に取り残された宇宙飛行士である主人公ワトニーが、限られた資源の中でなんとか
    生き延び、地球への帰還を目指す物語。
    火星の風景や見たことのない機械がたくさん出てきますが、それを想像するのも楽しい。ワトニーの顔は完全にマッド・デイモンのイメージですがw

    どんなやばいときでもユーモアを失わないワトニーかっこいい。機械にも植物にも強いスーパーマン。宇宙飛行士ってやっぱりかっこいいなあ。映画観るの楽しみです。

  • ハッピー・エンディング。絶望的な状況なのに楽天的に立ち向かう主人公。アメリカ人が好きそうな話。ワクワクドキドキという話ではないが、楽しく読めた。

  • 主人公の極限状態の中でのユーモアセンス、プラス思考が感動的ですらあった。

  • 映画「オデッセイ」に向けて予習の為に再読。
    いや〜、面白い!(でもなんでオデッセイ?)
    2回目も一気読みです。マットディモン主演で映画化、12月公開と言う予備知識だけは有る。
    あのシーンはどう映像化したんだろ?どのシーンをカットするんだろ?あの笑えるログは残してくれるんだろうか?何より泣かせてくれるんだろうね?
    映画も2回見たいと思わせる出来に仕上がっているんだろうか?
    興味のネタは尽きない。あぁ、早く観たい!
    監督はリドリースコット、きっと期待を裏切らないでしょう!公開を待ってるぜ‼︎

    P.S.
    今ネットを見たら2016年2月公開なのね。
    楽しみが先に伸びた!我慢ガマン。

  • なんて温かくて誇らしいSF!

    確かにいろんなことを先送り/機会喪失/高コストで、ひとりの命の重さとは釣り合わないんだと思う。でも、やっぱり、その存在を知ってしまったら、見て見ぬ振りができない「人類種の良心」の値段なんだろう。

    ワトニーがまたいいんだこれが。形式は報告書(ほぼ日記)だけど、「誰かに読んで欲しい日記」だから、辛さや憎しみや虚無はできるだけ置いてきて、とにかく楽しくふざけて鼓舞する。元来の性格と、読む人への配慮、そして正確さ。
    軽い文体からその奥が想像できて、切ないし頼もしい。

    いい本だったー!

  • こんな状態に陥ったら、たぶんパニックで狂うだろうな。みんなが考えるが誰も書かなかった話。

  • カロリーメイトクライシス。

  • rebuild.fmで紹介されていて興味が湧いたので購入。映画はまだ見てない。次々と降りかかる難題を超ポジティブにこなしていく主人公がすごい。

  • 軽快な火星SF. 火星に取り残されてしまったおちゃらけ主人公が、知的にユーモラスに脱出を目指す。

  • 映画「オデッセイ」の原作。映画とは若干違うところや、映画では省かれたエピソードもあり、面白かった。いろいろある技術や理論的説明は丁寧ではあったが、今ひとつわからなかったけど。

  • どうにも…アメリカンジョーク満載の軽いタッチに馴染めなくて、読みやすいけど進まないという中、やっと読了。主人公の、どんな状況でもユーモアを忘れず、常に前向きな姿勢は素晴らしいと思うが、面白かったかといえば……である。

  • 久しぶりに本格的なSFを読みました。
    昨年映画化されたオデッセイの原作です。

    特にすごい点は火星やNASAが舞台という、ありがちだけど想像しにくい展開にも関わらず、ポップな主人公の言動で重たく感じないところ!

    本離れが久しい人にも軽く読めてお勧めです☆

  • 映画を観てから原作を読むと、映画では描かれなかった、詳細な内容を知ることでその余韻を楽しむことが出来る。大筋を知っているため、本を読む楽しみは半減するが…
    知識欲と感情を揺さぶるバランスがいい。
    ユーモアを持ち前向きに、決してあきらめないことは大事なこと。
    【2016.05】

  • 映画 オデッセイ の原作。
    とても面白い。

    ジャガイモ重要。いろいろと無理がありそうだけど、面白いことには変わりないな。

  • ちょっと科学考証が怪しいところはあるけれど。映画の方が出来はいいかな〜。

  • 火星に一人残され、もっている知識、体力、精神力、すべてを使っても、帰れるチャンスは限られているという状況。

    淡々と(自虐ネタで笑いを取りながら)一つずつ問題を解決していく様子はとても気持ちがよいです。

    化学反応のことや、専門用語はよくわからず、ふんわりとした理解で読み進めました。

  • 火星に置いてけぼりにされた宇宙飛行士が、持ち前の知力・体力・精神力を駆使して生き抜く話。
    まず映画を見て、それから原作を読みました。
    もう、最初からいつ死んでもおかしくない展開が続き、ワトニー(主人公)自身もそれを認めているのですが、ワトニーの語り口は常にユーモラスでヒステリーに陥ることなく、こんな人だったらどんな困難も乗り越えられるのだろうなと思いました。
    ありがちな、「おごり高ぶるおろかな人類が大自然や宇宙の絶大な力にひれ伏す」展開とは真逆をいく、まさに科学が勝つ!というストーリー。それを象徴するのは、火を起こすために可燃性のものを探し続けたワトニーが、同僚の残していった木製の十字架を削るシーンではないでしょうか。ピンチになったときに助けてくれるのは、神様ではなく、自分の知識や力だけ。読後感もとても良い傑作でした。

  • 満点。大好きです。

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