アクト・オブ・キリング オリジナル全長版 2枚組(本編1枚+特典ディスク) 日本語字幕付き [DVD]

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監督 : ジョシュア・オッペンハイマー  クリスティーヌ・シン 
  • バップ (2014年12月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021143486

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アクト・オブ・キリング オリジナル全長版 2枚組(本編1枚+特典ディスク) 日本語字幕付き [DVD]の感想・レビュー・書評

  • こいつらは一体なにを言ってやがるんだ、と何度も思って頭がクラクラしてくる映画。
    僕がインドネシアに住んでいたのは、80年代後半だから、この映画で語られている虐殺が行われてから20年くらいしか経ってなかったのだなと思うと、背筋が冷やっとした。この民兵組織はいまも存在しているみたいだけど、日本のヤクザのような役割を担っているということなのだろうか。

    ラスト、罪と向き合い嗚咽する彼の姿は、吐瀉物が出ない嘔吐と同様に空っぽで、同情や怒りなどは感じず、ただただ「いまさらだよね」と思うばかりでした。

    万人におすすめするタイプの映画ではないです。
    取り返しのつかない罪を犯したことのあるひとが観ると吐くと思います。

  • 凄く良かった。人間の残酷さに向き合う勇気のない人にはお勧めしないけれど、人の本質の、そして人間社会の、一面を浮かび上がらせる、非常に怖くて素晴らしい良作だと思う。♪Killling me softly が歌いたくなった。多分2014.12あたりに観た

  • 人間の狂気、しかもそれが正しいことだと信じている時ほど怖いものはない。
    とんでもない映画で沢山の人に見てもらいたいけど、これを人に勧めるとなるとかなり相手を選ぶ必要あるな

  • 吐き気がする映画。

    私の価値観で測れないものがあることを知った。

    知性を否定する本能だけの秩序。

    でも、歪さは小学生の学級崩壊みたいななつかしさがある。

    根元的に恐ろしい。

  • 怖い。よくわからない。気持ち悪い。

    インドネシア。

  • 国内情勢ガタガタの国の底抜けに明るい感じに抱く違和感は、そうか、現実逃避の結果だったのか。
    歌って踊ってセックスしてドラッグで忘れないと生きていけんような記憶なのか。

    何のために殺して、生き残って何を成したかを自分へ嘘が吐けないとそりゃ辛いよな

  • 少々見るのをためらっていたが
    悲しい歴史を持った国は様々あるが
    インドネシアにこんな歴史が横たわっていたとは
    知らなかった。

    プレマンというヤクザな輩による
    防共のための措置、国を守るという大義名分の下
    数え切れないほどの同胞の命奪い
    所業の恐ろしさゆえ誰も逆らうことの出来ない社会
    閣僚から場末のチンピラまでプレマンが幅を利かせている
    社会になったインドネシア。

    しかし大義名分は美化されプレマンは英雄となった。

    今作品は監督の企画を受け入れる形で自ら英雄伝的映画を作るという
    名目で自らの所業を目の当たりにして美化することで封印した
    殺戮の記憶を自ら語ることで当の本人たちに生々しくよみがえる。
    あまりの非道的、かつ残忍な自らの行いに
    耐え切れなくなっていく彼等の姿を追いかけたドキュメンタリー。

    余りにも多くの死ぬべきでないかもしれない人を
    殺した彼らはどう理由をつけようとも
    許されはしないということを感じる。

  • 途中まで続く当時の虐殺を武勇伝のように語る人々の姿にざわつくものを感じさせた。再現映画のセットや衣装のチープさや、原色の色使いが"違和感"として効いている気がします。

  •  1965年のインドネシアで共産党狩りによって100万人の命が奪われた。虐殺を行ったのはプレマンと呼ばれる青年団などの一般人だった。
     あれから50年。それなりの地位を築き、過去の虐殺を誇りさえするかつてのプレマン達は取材に応じるだけでなく、当時の再現映画を自らつくりはじめる。
     禁断のドキュメンタリー映画。

     自分達の虐殺を正当化し、自慢さえするブレマン達だが、この映画を見ると彼らが実は深層では深く傷つき苦しんでいるのが分かる。
     否認と心の闇の間で揺れる彼らは混乱し、終始支離滅裂な言動をしている。爺さん達のしょぼい再現映画撮影とあいまって、この映画は不気味な笑いを提供している。
     さらに彼らの残虐行為は社会に暴力の恐怖と不正義の横行を残し、本人達だけでなく社会に深刻な爪あとを刻んでいる。
     これはドキュメンタリー映画でしかできない。あの表情、困惑、混乱はドキュメンタリー映画でしか撮れない。2時間半を超える長い映画だが、どのシーンも重要で見逃せない、

     ドキュメンタリーでしか撮れない映画だが、そもそもこんな企画は狂気の沙汰だ。この映画は壮大な反則映画なのだ。

     私はてっきり再現ドラマを重ねてくことで彼らがある種の癒やしを得るのかと思った。だが、そんな生易しい心の闇ではなかった。彼らは明らかに壊れていってしまってるように見えた。
     彼らはその後どうなるのか。。。こりゃ続編の『ルック・オブ・サイレンス』も見ないわけにはいかない。

  • う゛ぉ゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛

    観ていて軽い吐き気を感じるくらい気持ち悪くなった。
    そこで再現されているのは陳腐な演技なのに、大虐殺を行った本人が演じることで何とも言えないリアリティを生む。

    インドネシアの世を正したヒーローという態で100万人以上の共産主義者の大虐殺に関わった本人にインタビューし、当時の再現をしてもらうというドキュメンタリー映画。最初は歌ったり踊ったりノリノリだったアンワルの表情がインタビューや再現映像を撮っていくうちに変化していく様に注目。


    2015/11/08 DVD

  • インドネシアの年老いたプレマン(ギャング)のドキュメンタリー

    自分の過去と向き合い、その意味を知る。

    冒頭はプレマンが自分の過去を堂々と話す姿に呆気に取られるというか、誇らしく語る姿に台本があるんじゃないかと思うくらいに、人間味のないプレマンがカメラの前に立つ。

    徐々に後悔して、苦悩しているプレマンが映し出され、人間味が出てくるプレマン。

    見終わってもこれはドキュメンタリーなのか、何なのか釈然としない。

    この手法を考えて、作品にした監督はすごいと思う。

    インドネシア人の友人がいれば色々聞きたくなる作品。

  • 半世紀前にインドネシアで発生したクーデター。それは共産党の仕業と断定され、国内で100万にも及ぶ人々が虐殺された。その加害者は今でも被害者の家族と隣り合って暮らし、虐殺の行為を映画化する申し出があれば嬉々として協力する。それは悪趣味なパロディのようであり、彼らもまた凡庸な人間であることを浮き彫りにしていく。虐殺の率先者であるアンワルが終盤、罪の意識に耐えかねて嘔吐しているように見せかけて実際には嘔吐していないシーンが印象的だ。反省の姿すら虚構化されていく残酷さ。その残酷さがひたすらに突き刺さる。

  • 歴史は勝者が作る極めて政治的なものだ。

    ただ、争いの中で多くの命を奪ってきた勝者も平和な日常に浸る中で、己を冷静に見つめると、その異常さに吐き気を催してしまう。

    単に、社会の空気の中で、いかに自らの幻想を守れるかという話だと思う。

    それを打ち砕くのが、まさしく相手方、この映画では被害者を演じることで、演者の立ち位置は大きくマイナスに振れる。

    気持ち悪いけど、面白い心理実験。

  • 1965年のインドネシアで「共産主義者」を大勢殺したアンワル・コンゴ氏らが、当時の殺戮を再現して映画を撮るという内容。
    最初は笑ったりふざけたりしながら殺人時の様子を演じ、殺戮を武勇伝のように語る。
    しかし撮影が進むにつれて、本当は人殺しのせいで悪夢にうなされていることが明かされたり、殺される側を演じた後には後悔の言葉を口にするようになる。

    たまに若い頃の軽犯罪を自慢して周りをドン引きさせる中年男性が居ますが、ノリとしてはまさにそのもの。
    個人的には、アンワル氏が針金で絞殺されるシーンを、アンワル氏自身が孫と共に鑑賞する場面が好き。

  • レンタルで観たのでオリジナル全長版ではなく編集されて30分ぐらい短くなったものを観ました。
    全長版観てみたい。

    ラストはどう捉えたらいいんだろうか。
    そのまま受け取ってよいのだろうか。

    西田敏行に似てる人の女装が似合っていた。
    大きな魚のシーンよかった。

  • 何度でもいうけど、人間恐い。

  • 本作で再現される虐殺は、本作で再現されたように、当事者たちにとっては祭りだった。本作は、ドキュメンタリーとはそもそもフィクションの一種であるという意図のうえで製作されたはずだが、虐殺団のリーダーの嘔吐の場面が両者の結び目になっている。あの生理的反応が演出であるはずがない。でもその一方で、当事者たちは半ば楽しみながら歴史を再現している。この矛盾のゆえに、共産主義者狩りという名目による虐殺が、人類として誤った行為だったのだ、と断言できないがゆえに、見るものが罪悪感を覚える。

  • とても嫌な気分にさせられる映画だ。

  • 1965年、インドネシア政府が軍に権力を奪われ、軍の独裁に逆らう者が共産主義者として1年足らずで100万人以上が殺された。
    プレマンと呼ばれる実行者達は取材に応じ、その行いを誇らしげに語る...。そして、殺人を自由に再現し、撮影するように依頼した過程をフィルムに収めたこの作品。
    何と言っても印象的なのは、彼等の誇らしげな表情、そして英雄化され優雅な生活を送る彼等の暮らし。殺人を正当化する彼等。それでもその報いに怯える日々...。
    怒りを感じると共に、殺人者達の苦悩に胸が苦しくなる自分もいました。

  • インドネシアの虐殺の加害者にインタビューして、その拷問・虐殺の様子を演じた映画を作らせる、というドキュメンタリー映画。
    オヤジ達がすごくいい顔してて、でも虐殺の実行者で、でも英雄として褒め称えられていて…演じているうちに棚上げにしていたものを客観視させられて…この監督ってドSですよねぇ。
    それに直面した時の表情がものすごかったです。
    笑えるところもあるんだけど、色々と考えさせられる恐ろしい映画でした。

  • 観たのは劇場公開版。

  • 早稲田松竹で鑑賞。
    途中寝てしまったが、後味の悪さは予想通り笑

    自分がかつて行った人殺しを客観的に説明し、本物らしく再現する。
    そんな前代未聞な切り口の映画。

    クメール・ルージュの方は
    土人形を使って
    ポル・ポト時代の残虐な様子を描いたもの…!



    「アクト・オブ・キリング」は
    60年代インドネシアで行われた100万人規模の大虐殺の実行者に「あなたが行った虐殺をもう一度演じてみませんか?」と持ちかけ、撮影されたもの。


    こうすると血が出ずらく処理が楽とか
    もっと本物っぽく演じろとか

    人間が行う
    人間の殺し方を淡々と笑いながら説明する姿は恐ろしいです…

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