Number(ナンバー)863号 バルセロナVSレアルマドリード レジェンドが語る愛と憎しみのクラシコ (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))

  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 本号の特集はスペインリーグの「クラシコ」です。2大強豪チームのRマドリードとFCバルセロナの直接対決の事を「クラシコ」と呼ばれています。かつてそれぞれのチームに所属した主力選手達の回想をもとに、「クラシコ」の雰囲気、背景を伝えています。読む前からある程度分かっていたことではあるのですが、登場する選手のなんと豪華な顔ぶれである事!!
    スペインからの分離独立を求めるカタルーニャ自治州の主要都市であるバルセロナと、かつてカタルーニャ語などを禁止した独裁政権の象徴としてのマドリードとの対立意識が、この「伝統の一戦」にどの程度の影響を現在でも与えているのかは意見が分かれるところです。ただ20数年前まではバルセロナナンバーの車でマドリード入りするのは車が壊される危険性があるとの忠告を某ライター氏が受けたとか(本号に掲載)、2000年にFCバルセロナ→Rマドリードへ直接移籍したルイス・フィーゴが地元開催のクラシコで、観客席から豚の頭を投げつけられたりとか、異常な熱狂度が危険なレベルであったことは事実のようです。「阪神-巨人選」も伝統の一戦ですが、品川ナンバーの車が大阪で壊されることはないだろうし、仮に鳥谷が巨人へ移籍したからと言って、甲子園でグランドにファンが物を投げ入れるところは想像できないですが…。年間20試合以上開催される「阪神-巨人戦」と比べると、多くても年間数試合程度のクラシコとの「重み」の違いもあるでしょうか。

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