読書は「アウトプット」が99% (知的生きかた文庫) [Kindle]

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  • 三笠書房
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感想・レビュー・書評

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  • 読書はインプットするだけではいけない。アウトプットをして読んだと言える。アウトプットの大切さや方法について書かれている。

    気付きを得たこと。
    ①一つのジャンルの本をたくさん読み、書かれていることを実践し、実践事例をたくさん持てば、そのジャンルで専門家になれるということ。
    ②アウトプットの基本は、本の感想に終始せず、自分が何をどう学んだか、どう活かそうと思ったのかという、自分なりの意見を加えること 。
    ③「書く」「話す」ことだけがアウトプットではなく、本のロケ地に行く、自分の言葉に置き換える、人に本をプレゼントするなど多様な行動もアウトプットであること。

    自分にとって最も実践しやすいアウトプットの方法が何か、いろいろ試していきたいと思った。そして自分の方法が決まったら、読書後のアウトプットを習慣にしたいと思った。

  • 皆さんはアウトプットしていますか?

    SNSや多様なツールにより、豊富な情報を簡単に入手できる現代。しかし、インプットに終始してアウトプットをしていない人も多い。
    本書はそんなインプットの専門家になっている人達に対し、アウトプットのやり方・メリットについて紹介されている。

    著者は「ビジネス選書&サマリー」というメルマガを毎日発刊し、会員も5万人を超える。そのインプットの達人でもある著者の読書術も豊富に紹介されている。

    自分もこの本を読んで、小さな一歩ではあるがブクログでもアウトプットを始めていく。

  • 本書では「知識だけを詰め込んで頭でっかちにならないためにも、どんどんアウトプットすべき」と説き、様々なアウトプット法を紹介。

    本の選び方や読書の際のマーキングの仕方、アマゾンでの書籍購入や電子書籍購入時のポイント、書評の書き方などについても触れている。

    ビジネスパーソン向けに書かれてはいるものの、全体的に「読書の素晴らしさと活かし方」を様々な角度から論じていて、学生や主婦・主夫が読んでも充分有益な構成になっている。

    「感動を得られるのは圧倒的に文芸書であり、ビジネス書では知識どまりです。この両方を読むことで初めて、人間力のバランスがとれるのではないでしょうか」


    という一文には耳が痛くなった。というのも私はこの半年ほど、ビジネス書にしか目を通していないからである。

    おかげで「偏った人間にならないためにも、もっと文芸書も読まなくては」という気持ちになれた。
    これだけでも本書を読んだ価値は充分あったと感じた。

    本書を読んで、


    ・本はなるべく買う
    ・手当たり次第読む
    ・文芸書にも手を付ける


    これらのことを実践したいと強く思った。

  • 本を読む人が一度は考えたことがある読書に関わる疑問を一気に解決してくれる本。電子書籍の向き合い方や、読書を習慣にして、続ける具体的な方法、著者に会うメリットまで示している。読書についてこれまで、包括的な説明を与えている本は他にはないと思う。
    私は大学院生で本を読む機会が多かったが、大学生活で試行錯誤してきた読書のノウハウが著者と同じときは勇気付けられた。
    また著者は読書が人格に与える影響まで考察し、教育に携わるものとしてこの本を読んで個人的に得をした。
    ちょっと思ったこと
    学校で広く行われる朝読書で生徒が集中して読まない、どうすればよいかという相談は珍しい問題ではないが、その一つの原因として、共同で行うアウトプットする機会がないからだと思う。アウトプット作業といっても長期休暇後に行われる読書感想文ぐらいは、それは個人で読み、個人でまとめる、生徒によっては苦しい作業。生徒それぞれが読んだ内容を共有する機会はほぼない。月に一回自分が読んだ内容を発表する機会があってもよいのかもしれない。

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