土漠の花 [Kindle]

  • 31人登録
  • 3.63評価
    • (4)
    • (7)
    • (6)
    • (1)
    • (1)
  • 8レビュー
著者 : 月村了衛
  • 幻冬舎 (2014年10月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (229ページ)

土漠の花の感想・レビュー・書評

  • 友達が読んでいたのを見てすぐ購入。とにかく最初から最後まで緊張感、手に汗握り次の展開が気になって読むことを止められない。日本の自衛隊のソマリアでの話。日頃自分が触れていない事にたくさん触れ、考えさせられる。今まさに起きていることなのかもしれない。

  • とてもリアルな表現に驚嘆するが、戦闘シーンが余りにも長く、小説としても面白さに欠けると思う。
    ラストも予想通り。戦争では無駄に命が奪われるというメッセージは伝わるけれど、ちょっと救いがなさすぎると思う。

  • ソマリアで思わぬ戦いに巻き込まれた自衛隊の話。展開が早くてすごい勢いで読み終わった。読ませるのが上手い作家さんだな。ただちょっとあっさり人が死にすぎてビックリしたのと、あまり余韻が残らないかな。

    こういう命がけで戦う男の物語って好きだな。どうしてだろう。

    誰が何の為に辺境へ武器を持ち込んだの。どうして貧しくても静かで穏やかな暮らしを破壊してしまうの。どんなに人々が争って命を落とすことになっても、そうやって儲け続けないと資本主義は行き詰まる。資本主義が行き詰まっていることなんて、皆もう分かってるはずなのに止められない。世界はどこへ向かっているんだろう。

  • まあ読ませることは読ませるんだけど期待してたのとちょっと違った(主に新聞広告のアオリ)事もあってうーん的な。

    なんというかシリアスとエンタテインメントなアクションのバランスがどうもイマイチで全体的にのれなかったんだよね。

  • ソマリアに派遣された自衛隊。事故ったアメリカのヘリ救助に向かった習志野第1空挺団員たちが地元氏族の争いに巻き込まれる。片方の氏族が抗争相手を皆殺しにし、生き残った姫様を自衛隊員が保護したところから悪夢が始まるのだ。

    とにかく文章に躍動感があり、あっという間に引き込まれ、最後まで読み通せる。物語自体はフィクションだが、ソマリアやその周辺域の置かれる状況にはリアリティがあり、嘘くささを感じさせない。姫様を守る自衛隊員たちが、それぞれ自分の技術を発揮する勇敢さを持っていくその過程に切なさを感じる場面が多い。

    読ませる、という点では星5だが、沢山人が死ぬので1つ減じた。
    読むのはお勧め。

  • 苛烈な状況下での戦闘における自衛隊員たちの切迫した心理描写は読み応えがあったが、それだけにもっと余韻に浸れるエンディングを用意して欲しかった。
    あと、ソマリア人女性アスキラと友永曹長の、なんていうか、淡い恋話は要らんかったと思う。

  • 先週見た日経掲載の新聞広告。「号泣小説!」「日本人全員が読むべき小説」「慟哭しながら読了」「打ち合わせを二つ、キャンセル」と、これでもかという宣伝文句が並ぶ。ちょっと、慟哭したかったので、kindleで購入。さすがに、慟哭はしなかったが、一級の娯楽小説。印象としては、船戸与一の冒険小説から毒を抜いて、感動のスパイスをふり掛けたという感じがした。

    ソマリアの国境付近で、墜落ヘリの捜索救助にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団12名。その野営地に、氏族間抗争で命を狙われている女性が駆け込む。女性を守るため、12名の壮絶な死闘が始まる。

    この小説でポイントとなるのは、実戦経験がなく、殺傷行為が著しく制限されている自衛隊が、何を目的に、どこまで戦えるかという点だろう。何の理由もなく、一国の軍隊のように、単純に戦闘可能な状態に入ってしまったのでは、非常に不自然である。この小説では、個々の隊員の個性、入隊前後の背景を丁寧に描き、何故、戦うのかを明確に表現している。また、隊員たちの人間関係や、自衛隊という組織に根付く問題も、深く描写されていて、小説として厚みがある。

    とにかく、圧倒的な不利な状況の中で、自衛隊員がどうやって戦ってゆけるのか、読み始めたらやめられない。
    「打ち合わせを二つキャンセル」するのは大げさと思うが、正月に読むのは格好の小説。特に、読了後の爽快感は良い。「一食抜いても是非」の★5つ。

全8件中 1 - 8件を表示

外部サイトの商品情報・レビュー

土漠の花はこんな電子書籍です

土漠の花の単行本

ツイートする