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感想・レビュー・書評
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正直、真柴くん以外の過去・真情の叙述にはさほどの必然性も重みも感じられないし、「みんなで映画製作」(現実離れ)(話がうますぎる)という方向に話を広げたため、だんだん収集がつかなくなってきているように思える。
これらの要素を思い切って削除したアニメ版の構成は、まさに大英断だったと言えるだろう……
が、そういった作劇上の「ブサイクさ」はありながらも、この物語の持つ命はいささかも力を減ずることなく、怒涛の勢いで最終巻へ突入……
といいたいところだけど!(>_<)
巻末の有村かすみん露骨な番宣対談、ありゃなんだ(>_<)
「聲」といっさい関係なく、何年もたったら誰も覚えてないようなドラマの宣伝をこんなところに載せる意味が一体どれだけあったのか?……(´ε`;)ウーン…
せっかくの読後感がダイナシ(>_<)
2020/01/04 -
この巻の最後の2話にはなんと言ってよいかわからぬ迫力がある。夢の中をさまよっているような。。。
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「死にたい」と言わせてしまう。
どうして死骸の写真ばかりを貼っていたのか。
「死にたい」姿を見つめることで「生きたい」に変わって欲しかったら。
どのように接していいのかわからないと素直に言えたお母さんが脆くて強い。
壊れてしまった関係を一つづつ積み上げていこうとする。
あと1巻で結末する。 -
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仕事上の必要があって、大今良時の『聲(こえ)の形』(講談社コミックス)を、既刊1~6巻まで一気読み。
4巻時点で累計100万部を突破したというから、いまどきとしては大ヒット作と言ってよいだろう。
聴覚障害をもった少女と、健常者の少年のラブストーリーである。
……というと、手垢にまみれた「感動もの」を連想するだろうが、本作には類似作には見られない斬新な仕掛けがなされている。
主人公の少年を、転校してきた聴覚障害の少女を「率先してイジメた張本人」として設定しているのだ。これは新機軸というか、コロンブスの卵。「ううむ、その手があったか!」と唸った。
過去の類似作では、イジメた側が主人公になることなど決してなかった。「そんな主人公が読者の共感を得られるはずがない」という、当然の判断からであろう。
じっさい本作でも、小学生時代のイジメの経緯が描かれた1巻は、けっこう読むのがツライ。しかし、作品全体から見ればその部分はプロローグに過ぎず、2巻以降の展開こそがメインストーリーなのである。
補聴器をくり返し壊すようなイジメが学校で問題化し、そこからこんどは少年がイジメのターゲットになる。それからほどなく少女は転校し、少年の前から消える。
周囲から完全に孤立する日々の中で、高校生になった少年は絶望して自殺を決意する。そして、死ぬ前にやり残したこと――あの少女に会って謝罪すること――を片付けようと、消えてしまった少女を探し始めるのだ。
「死ぬための再会」だったはずなのに、少年は少女に再会してふたたび「生きよう」と思う。贖罪のため、自分が壊してしまったものを取り戻すために……。
《俺は 俺が西宮から奪ったであろう沢山のものを 取り返さないといけない》
……という少年のモノローグは、胸に迫る。
まあ、身もフタもないことを言えば、「昔自分をイジメていた男子を好きになる障害者の少女なんて、いるわけねーだろ」という気もする。2巻以降のラブストーリー展開はファンタジーとしか言いようがない。
しかし、基本設定の不自然さは否めないにしても、小学校~高校のクラス内の人間関係の描き方などは、すこぶる繊細でリアルである。
『少年マガジン』連載の「もろ少年マンガ」なのに、私のようなオッサンにも「つづきが気になって仕方ない」と思わせるあたり、なかなかのものだと思う。 -
こー展開するとは
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収録された第51話は、漫画表現の「発明」と言っても良いのではないかと。衝撃を受けましたし、内容に落涙しました。
オリジナル版の載った別冊少年マガジンと、読み切りの週刊少年マガジンも保存してあります。別冊での発表当時から好きな作品で、投稿は完結してからと思っていたんですがこの巻があまりに素晴らしかったので書いてしまいました。
表紙から受ける不安な印象も、前の5冊と好対照ですね。