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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (305ページ)
感想・レビュー・書評
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季節ごとに生徒が入れ替わる水光舎。
読み進めて行くうち、水光舎は四季の営みそのものではないかと感じるようになった。
春の生徒と入れ替わりでやってくる夏の生徒、
同様に夏から秋、秋から冬と順番が巡って、また春の生徒が水光舎に戻ってくる。
同じ場所に、春夏秋冬は同時に存在しない。けれども春に起きたことは夏へとつながり、秋に変わって冬を越え、また春を迎える。
1つ1つの季節は独立しているが緩やかに繋がっていて、長い年月の間に人が亡くなり生まれてもその営みは絶えず四季とともにある。
そういう事に思いを馳せながら読めた作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ささやかな特殊能力を持つ子が過ごす寄宿舎の三か月を季節ごとに綴った連作集。
すごく好みなお話でした。
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