スリーピング・ドール 下 キャサリン・ダンス (文春文庫) [Kindle]

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  • 前回のリンカーンライムシリーズで初登場したキャサリン・ダンス刑事がスピンオフして主役を張るシリーズの第1作。
    ライムが科学特捜の面白さならば、本シリーズは尋問心理分析や人間行動分析という、それぞれが両極的な深さを追求するシリーズになっている。
    ライム前作品でのキャサリンは、ほんとキレキレの成果を上げていたが、こちらではやや月並みながら、相手を逃がしてしまう紆余曲折の展開や、子供の悩みや亡夫との思い出や新しい出会いなど迷う人生エピソードも多く盛り込まれている。こういったエピソードが上巻からかなり広がって展開されるので、若干冗長さを感じてしまうが、落ち着いて読み進めると下巻後半にどんどん収斂する気持ちよさが味わえて、読み続けてよかったって感じになる。
    主要な犯罪の終結はページ数をかなり残して解決するため、これからどういう「どんでん」があるか、そこからはお約束的に別の読み方をするのもまた楽しい。
    標題のスリーピングドールという意味がやっと活きてくるのは下巻に入ってしばらくしてから。なんでここまで引っ張ったかはネタバレなので書かないけど。。。
    兎にも角にも安定の出来栄え。
    次作はまたライムシリーズへ(発表時系列に読んでます)。

  • ミスリードへの誘い方が巧みすぎる…(私が引っ掛かりやすいのか?!)。

    「そっち?!」「えっ!」「今度はそうきたか…」

    翻弄されっぱなしで楽しめた。

  • やっぱりジェフリー・ディーヴァー、リンカーン・ライムのスピンアウトだけども大どんでん返し、楽しめた。ただ地名が昔モンタレーで覚えていたのでモンテレーの記載だと個人的に違和感発生しました。

  •  どんでん返しのどんでん返し。後半に入っててんこ盛りに楽しめます。

  • 最後まではらはらドキドキした。面白い。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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