暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • あー、こんな話だったんだー、という印象の再読。

    この木がくせものなんですよ、ほんとに。あ、あと犯人の動機が切ない。犯人もまた犠牲者というべきか。

  • 再読。
    横浜の戸部駅あたりには暗闇坂なる坂がある。ここは長いこと刑場であった。ものすごいクスノキがあり、これが人を喰うと言い伝えもあった。
    戦前の少女斬殺事件、スコットランドでのクララ行方不明事件と絡めながら。
    レオナとの出会い。石岡くん初めての海外、スコットランドまで。そこで作られた箱型シェルター。そして真相を明かさなかった御手洗くん。
    レオナが渡米し、映画で成功をおさめた後、明らかとなる。八千代さんの遺書もあるし。
    遺伝なんて、まだ何も解明されてない。

著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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