姉の結婚 全8巻完結セット (フラワーコミックスアルファ)

著者 :
  • 小学館
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感想・レビュー・書評

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  • 大人の恋愛。
    40歳の結婚観。
    結婚ってなに?
    私にもわからない。

  • 描写のひとつひとつが映画のように美しく
    かつ、それをくずさない程度のウィットに富んだ笑いが組み込まれ
    とても頭の良い方の書かれたお話なのだな、と思いました
    私は18の頃にこの本に出会いましたが
    若い世代の人間からしてみれば
    主人公のヨリをみると
    年を経ることはすてきだなあ、と
    すんなり受け入れられるようなお話でした

    普段漫画は買わないのですが
    何度も読み返しているし
    手元に残しておきたいと思い
    購入しました

  • 「あなたと一緒に生きていてよかった」とお互い思って人生を終えれるようなそんなつながりをつくりあげていくことを「結婚」というのだと思います

    真木先生のこのセリフがぐっときました

    この漫画の中での大きい題として「結婚とはなにか」がこのセリフで解けました
    結婚は契約だというキャラもいましたが
    それは表面的な部分です

    読み終えて。

    ヨリがことごとく愛していた人に裏切られ、愛されることが怖くなる
    こんなこと体験したことがなく共感はできなかったけれど
    それはどんなに辛いことか、、この漫画を読んで考えささりました

    ヨリの場合とっても美しいので独り身でもいつか誰かほっとかないと思いますが
    リアルに結婚していない40代前後の女性って
    もう世間の偏見との戦いが待ち受けてそうでめんどくさいですね

  • 主人公のヨリ子が私と同い年だったので、共感できそうと思って読み始めた。
    最初はいったいどういう主旨があるんだろうと、2巻くらいまでは悶々と読んでいたのだけど、3巻頃からこの漫画の伝えたいこととか、私の中で考えが整理されたりして、うんうんと共感しながら読めた。
    「姉の結婚」とあるので、妹から見た姉の結婚観なのかなと思ったけど、妹も含め、周りの人たちが考える結婚観、結婚に何を求めるか、その人によって幸せのあり方は違うし、どうしても「結婚=こういうもの」に縛られてることがわかる。
    アラフォーの結婚だけど、結婚を考えるすべての世代に読んでもらえるかも。
    でも、20代より寛大に振る舞える人間力というか、仕事での立ち回り方はいいなぁと思えた。年を重ねてるからこそ生まれる女性の魅力。いや、人としての魅力かな。
    ヨリ子の家の事情も見えて、女性の生き方というのも垣間見えました。
    久々にすっごい集中して一気に読めた漫画でした。

    そうそう、ヨリ子がアラフォーなのにナイスバディで、私女捨て過ぎだなと思って、エクササイズを始めるきっかけになりました。きれいなアラフォー目指すぞー。

  • 39歳、司書、独身。
    愛とは。結婚とは。
    最後の展開のジェットコースターさは急だったけれども、今旬の「不倫」ということを多角的に見ることができた漫画だった。
    10年後に読んだらこの話は、シンデレラストーリーなのか、身につまされるのか、気になる。

  • 疲れ果てて故郷に戻ってきた、40歳のヨリの目の前に「ずっと前から好きだった」という男が現れる。彼はすでに結婚していたのだが、ヨリの心を揺さぶり、気持ちをぶつけてくる。
    戸惑うヨリは、自分の気持ちにフタをして不倫として割り切ることを選ぶ。
    どうしても自分に自信が持てず、恋にも嘘にも疲れた女の、幸せを探すまでの数年間の物語。

著者プロフィール

鹿児島県出身。1988年『待っているよ』でデビュー。代表作は『娚の一生』『姉の結婚』。

「2018年 『キスする街角』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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