[ふゆ side]
『お気に召すまま』から流れて、中華風ファンタジー五部作。
「恋は舞い降りた」。肖像画だけをあいだに挟んで、年齢とともに気持ちを積み重ねてきて、的エピソードは、なんかもう文句なしに萌える。幼い頃の刷り込みでもあるのかもしれぬ。
「東方華伝」。結界のために本来行き来できないはずのふたりのあいだに出会いが生じる話。二代にわたってというのは、運命的。だけど、おじい様にしたらさみしいよね、というところで、微笑ましいオチが!
「恋のはなし」。じつは若がいちばんのしたたか者。無精髭スキーなところも素敵。