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- / ISBN・EAN: 4988105069756
感想・レビュー・書評
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【付け爪が証拠に…】
以下にWOWOWの解説を引用させていただく。
*“ゾンビが存在する世界”からさらに一歩進めて、“ゾンビ化を抑えるワクチンが作られた世界”という斬新なアイデアと世界観で、世界最大・最古のファンタスティック映画の祭典、シッチェス映画祭をにぎわせた注目作。よみがえった死者が“リターンド”として日常に入り込む世界を舞台に、リターンドに対する偏見や差別、そして枯渇するワクチンをめぐる、醜い争いが描かれていく。人間のエゴや生への執着などの深いテーマを含んだ秀逸な脚本に注目だ。監督は「エクソシズム」のM・カルバージョ。*
**ゾンビ化ウイルスの恐怖を克服し、定期的にワクチンを注射すれば感染者もそれまで通りの生活を行なえるようになった世界。よみがえった死者は“リターンド”と呼ばれ、日常に入り込んでいたが、一方で彼らを危険視する人々も少なくなかった。ケイトとアレックスは幸せなカップルだったが、あるときアレックスが感染し、リターンドとなってしまう。そんな中、リターンドの命綱であるワクチンが枯渇しつつあるという噂が流れ……。 **
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タイトルのチープ感よりは内容は、
まあ々だった出来映か?
自分たちが助かりたい!
友情を裏切りエゴに走る人間の醜さが浮き彫りにされてくる。
ラストは、『ミスト』を彷彿とさせる。
「愛する人が変化(へんげ)してしまうその前に!
だが、あともう少し、待っていたならば事態は好転したはずーーー」
夜の都会のビルの谷間に打ち上がる歓喜の花火。
ケイトの瞳の中でその花火は滲んで、滲んで***詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すでにゾンビ化抑制剤の存在する世界で感染者を殺そうとする過激派から隠れて暮らすカップルの物語。グロシーンは極力抑えた恋愛サスペンスドラマになっているので激しいアクションや恐怖を期待する人には向かない初心者向けと言えるかもしれないゾンビ映画。
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別途
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なかなかの秀作です。
ゾンビ映画の区分に入れるべきなんでしょうけど、
どちらかと言うと不治の病を引き起こすウイルスが
パンデミックした後の世界で感染者と非感染者との間における愛情や共存と心ない排除や差別を描いている良い作品です。
最後の最後まで趣向を凝らしてあって、観る側の共感を得やすい作りですね。
噛まれたら感染するゾンビウイルス…
だけど抑制剤が整備されていて、キャリアとなっても治療のタイミング如何では、日々血清を必要とするものの健常者と何ら変わりない生活を送っていける…この世界観って「Xメン」のミュータントが世に現れて認知され始めた頃の世界観と同じじゃないかなぁ〜
片やゾンビとなり、片や特殊な能力でヒーローや怪物となる。
どちらの世界でもそうだけど、要は普通じゃない…ってだけで差別されるのがこの世の中ってことで、そんな世界でマイノリティーとして生きるという事が如何に難しく、不条理な環境を作り出していくのかってこと。作中に込められたメッセージを手元にうまく投げ込んでくるような作品でしたね。
ジャケットだけ見ると普通のゾンビパニック作品にしか見えませんが、食わず嫌いじゃなく味わって欲しい良い作品ですね。 -
「ゾンビ映画を超えたゾンビ映画」
世界観がとても秀逸。
ゾンビが現実的にありえるもの(病気?)に感じられ、
この状況になったら相当恐怖だなと思いながら見ていた。
ゾンビはほとんど出てこないから、
ゾンビ映画と言えるのかわからないけど、
ある意味ゾンビ映画を超えたゾンビ映画だと思う。
主人公が、ラストでそういう立ち直り方をしてしまうのか、と悲しい気持ちにもなるが、
それまでに彼女が経験する悲しみは
本当に想像を絶するくらい。
なぜ過去の映像が最初に流れたのか腑に落ちなかったけど、恋人とのやりとりを見ていく中で氷解。
過去、幼くて自分ができなかったことを
恋人に対して行ったことによる
さらなる悲劇の連鎖がとても悲しい。 -
はいはい、、どんまい!
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今までになかったタイプのゾンビ映画
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地味ーに(ゴア系は少なく)進んでいくゾンビ映画ですが、とても面白かったですねー。
ちゃんと練ったストーリーで後半の盛り上がりがすごくよかったです。 -
ゾンビウイルスを抑制する薬。完治はしないが、1日も欠かさず注射を打てば他の人間と同じように生活できる。ただゾンビの数が減ったが故に、その薬も残り少ない。
すごくいい映画でした。タイトルに「ゾンビ」と入っていたのでいつも通りのアグレッシブなB級ゾンビ映画を想像していましたが、ゴア描写も殆どなく、ゾンビも殆ど出て来ない。現実的で真面目な内容でした。主人公がひたすら不幸で悲しい。
ラストとか号泣したの私だけですかね…。 -
私が好きなゾンビはのろのろと徘徊する古典的なタイプではなくて、「REC」や「28日後」に出てくるようなアグレッシブで凶悪なまでに走り回るタイプです。本作も予告ではアグレッシブなタイプに見受けられたので、「さて、今回のゾンビちゃんは、どんなやんちゃぶりを見せてくれるのかな〜?かな〜?」と楽しみにしていました。
ところが…本作においてはゾンビの登場はほとんどないんですね…oh..ガッデム。。どちらかというと、危機に直面した人間の本性にスポットをあてているようで、「あれ、これゾンビあんまり関係なくない?なくなくない?」て気分にちょっとなりましたね。期待していた方向性の内容ではなくて若干残念ではありますけれど、次回作を匂わせる終わり方ではありましたし、次はぜひアグレッシプゾンビちゃんの活躍も組み入れつつ、本作の路線を突き進んでもらえると嬉しいなと思いました。