若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす (中公新書ラクレ) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  •  10年ほど前に書かれた本であるが、今までの歴史や制度を振り返って、「働き方」の今後のあり方について、実情を踏まえてよく分析されている。その後の10年で何が変わったか。「ジョブ型」と叫ばれ続けられているが、それを叫んでいる本人が、本当に「ジョブ」を持って仕事をしているのか。奇しくも今朝のラジオでフランス在住の日本人の方が、「日本の新卒一括採用は素晴らしい。無くしてほしくない」と語っていたが、働き方を変えなければならないとするならば、生まれてから人生を終え、次の世代に継承していく全体の流れの中で、法制度・教育制度等を考えなければならない。

  • 労働についてしっかりした本を読みたくて検索して著者を発見した。書評から見ても、丁寧に書かれているっぽいので買ってみた。

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著者プロフィール

1958年大阪府生まれ。東京大学法学部卒業、労働省入省、欧州連合日本政府代表部一等書記官、東京大学客員教授、政策研究大学院大学教授を経て、現在は労働政策研究・研修機構労使関係・労使コミュニケーション部門統括研究員。主な著書・訳書に、『日本の雇用と労働法』(日経文庫、2011年)、『新しい労働社会――雇用システムの再構築へ』(岩波新書、2009年)、『労働法政策』(ミネルヴァ書房、2004年)、『EU労働法形成過程の分析』(1)(2)(東京大学大学院法学政治学研究科附属比較法政国際センター、2005年)、『ヨーロッパ労働法』(監訳、ロジェ・ブランパン著、信山社、2003年)、『日本の労働市場改革――OECDアクティベーション政策レビュー:日本』(翻訳、OECD編著、明石書店、2011年)、『日本の若者と雇用――OECD若年者雇用レビュー:日本』(監訳、OECD編著、明石書店、2010年)、『世界の高齢化と雇用政策――エイジ・フレンドリーな政策による就業機会の拡大に向けて』(翻訳、OECD編著、明石書店、2006年)ほか。

「2011年 『世界の若者と雇用』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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