三日間の幸福 (メディアワークス文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 28
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感想・レビュー・書評

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  • 文章も読みやすく、ページ数もそこそこで凄く引き込まれるのであっという間に読めた。
    最後にタイトルの意味がわかり、凄く幸せな気分になってよかった!

  • 知人の紹介にて

    私は人生をドブに捨てているので
    これほど明るい世界は、少し眩しい。

    しかし、まるで当事者にのような気分になれる。
    避け続けている優しい世界。情緒が乱れる。

  • どのような人生を過ごしても等しく訪れる死を前に、自分にとって世界はどんな風に見えるのか?
    幸いにもまだ寿命はある(と信じている)ので、幸せに生き続けようと思える、そんな本。

    web小説が元らしく読みやすかった。

  • ずっと私が好きなタイプの話だろうなと思っててやっと読めた!本当に良かった。特に最後の方は泣けて、流した涙で心が洗われた感じがした。バットエンドではないけど、ハッピーエンドとも言えない。恋愛物はあまり好んでないけど、こう言ったストーリーは大好き。ベンジャミンバトン好きな人は好きじゃないかな?

  • 三秋先生の作品二作目。メリーバッドエンドな結末が本当に好みです。

  • とても良かったです。
    前半は主人公と、人間関係の暗い部分ストーリーに焦点が当たっているので、読んでいて辛くなりました。久しぶりにジュースを買うという時、主人公が炭酸飲料を買うところが、なんだかすごくリアルで、とても共感しました。
    (私はコーヒーしか買わないけど)
    でもストーリーの後半になると、世界が優しさに溢れていて、あたたかな気持ちになりました。
    また読み返したいと思います。

  • 自分の寿命はいくらで売れるのだろうか?と自分に置き換えて読んでみたが、やっぱり答えは出なかった。
    クスノキと同じように、「もしかしたら数億円…」という期待はしているが、結局この手の話に答えはない。
    ただ、この本を読み進めていくうちに、「自分の残りの人生を濃いものにしたい」という気持ちは湧いてきた。
    自分のやりたいことをやる。ただそれ以上に、自分の大切な人が幸せになるために生きたい。そうすることで自分の人生が豊かになり、価値とやらも生まれるのかな。

  • 良い

  • これまでいいことがなかった主人公。昔の子供の頃の思い出にすがり、それがかなえられると思っていた。そんなとき不意に立ち寄った店から人生を買い取るお店があるときく。ここから短くても長い本当にやりたかった人生が始まる。人生のつきるであろう日までの思いや葛藤、自分でもこうだろうなということも考え思い悩んでいく。タイトルにある三日間が気になって、一気に読み進みました。この三日間は人生のなかで最も充実したものになったでしょうか。読んでみて感じ方はそれぞれでしょう。自分の人生があとこれだけ、と宣告されたら何を考え行動しようとするのか。「自分は幸せになれない」と思い込んでしまうことが「しがらみに捕らわれ不幸を招く」ともある。果たして救いはあるのか、幸福とは何なのか、展開に引き入れられずにはいられない物語です。

  • 控えめに言って最高。
    ネット小説っぽい小気味よさと主人公の厭世観と、現れたミヤギの不思議な存在感。
    読み進むほどに切なく、あったかく。
    また読む。ぜったい。

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著者プロフィール

WEBで小説を発表していた作家

「2015年 『僕が電話をかけていた場所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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