これで古典がよくわかる (ちくま文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 古典を楽しむための入門書で、とても興味深く読めた。

  • なかなか面白かった。現代の日本語のように漢字+かなの和漢混淆文になったのは鎌倉時代。徒然草などはそのままでも意味が分かりやすい。その前は漢字+カタカナで書かれていた。方丈記がそうである。正式な文章が漢文だった時代。カタカナを使うのは漢文も分かるエリート。かなは女性の文字と長い間思われてきた。それで漢字+かなの文章はなかなか出現しなかったようだ。

  • ・8/11 読了.なるほど、古典なんてありがたがってても書いてあることは大したことなかったりするのも当然といえば当然かも.相当昔の話だもんね.日本書紀ってもしかして中国人にはそのまますんなり読めるのかな..他の古典もそのうち気軽に読んでみよう.

  • とてもわかりやすく、面白かった。

    もともと自分たちの文字を持っていなかった日本人が、輸入した漢字で日本語を表現するために、文字をどんどんカスタマイズしていった、変遷が書かれていて、興味深かった。

    そんな、千年も前の人が書いた文章を、現代の私たちが読めるなんて、逆にスゴイ!と思わされました。
    書いてる内容は、実は最近のブログなんかと変わらなかったりするのが、またおかし。

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BAcBAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

「2019年 『思いつきで世界は進む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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