巨人たちの星 巨人たちの星シリーズ (創元SF文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ※ここに書いているのは感想とかレビューではないかも知れません。
    日々少しずつ読みながらのメモ+感想という感じで書いてます。

    23.04.19
    朝読書「巨人たちの星」プロローグ+1~3

    ガニメアンが巨人の星ジャイスターへ旅立って3ヶ月。
    ハントはコールドウェルに呼び出され、カレン・ヘラー
    とノーマン・ペイジーを紹介される。 

    実は国連が及び腰で情報を握りつぶしているがジャイスター
    から極秘通信が何度と無く地球に届いている。
    つまり、地球ははるか昔からテューリアン(ジャイスターに
    移り住んだルナリアンの子孫)に監視されており、また
    その一団とは別の組織が地球に接触を求めてきた。

    国連と米国が思考停止してる今、ソヴィエトが先に
    テューリアンと接触しようとして数千年先の情報を
    独占しようとしているのではないかと。 

    そこでUNSA(国連宇宙軍)はそれに対抗すべくテューリアンと
    木星経由で接触を図り先に米国に迎え入れたい、となった。
    そしてそこにハントは呼ばれたのだった。
    ---
    ...理解的にこれでいいかな?w
    いやいやいや、いきなり話が動き出したな。現実でも暴れてるソヴィエト
    (ロシア)ゆえ、実際にあり得るしこの先どうなるんでしょうか!?
    ただ国連が思考停止するのを解るよね。地球より2万5000年とか
    進んだ文明と接触するって。知識や科学どころか生物としてのあり方
    考え方とか完全に地球人には考えが及ばない世界だろうし。
    とにかくつかみは上場。興味持って読めそうだ!
    -------------------------------------------------
    2023.04.21.
    朝読書「巨人たちの星」4~6

    木星探査船の司令官シャノンにハントからメール。シャノンはその意味不明
    メールを解読、更に次に送られたファイルをUNSA通信網ではなく太陽系の
    某所へ向け発信しろという。反応があれば実験データを装いナブコムへ
    送ってくれとのことだった。

    ハントはテューリアンをアメリカ誘致に成功時、ダンチェッカーが歓迎委員
    に加わるよう要請。彼は喜び引き受ける。その後、謎の通信の事で二人が
    意見を言い合ってると木星探査船のシャノンから連絡。その返答は
    ハントの睨んだ通りのものだった。

    国連、ソヴィエトとの駆け引きおよび口説いてくるスウェーデン代表で議長
    のスヴェレセン、とカレンは頭が痛い。
    そんなカレンのもとにハントから歓喜の手紙。木星経由でテューリアンと
    交信が成功、一週間後に彼らはアラスカ基地に来るとの知らせだった。
    ---
    あくまでハント達/米国視点では順調に話が進んでいるけど。
    これが公然となるとソヴィエト含めてこれはちょっと問題になるのでは。
    今回は今のところ地球の政治絡みの展開が多いな、
    今までにない展開だから興味深くはあるけど。緊張してくるねw
    -------------------------------------------------
    2023.04.24.
    朝読書「巨人たちの星」7~9

    UNSAとテューリアンが極秘裏に接触する日。
    その場に現れたのはボウイングの中距離輸送機?
    ハント達は驚きつつも中に入り恒星間宇宙をリアルタイム通信
    で繋がれたこの船のコンピュータシステム・ヴィザーと話す。
    以降、ハント達は色々と試される。
    ハントはその体験の後、脳内にて総合知覚刺激監視と
    瞬間情報伝達をヴィザー経由でリアタイに互いの脳を繋いで
    色々と見せられている事に気がつく。
    ---
    なんかすごい話だなぁ。
    これっていつの作品か調べたら1983年に出た40年前の本。
    宇宙空間をリアルタイムネットで繋いでそれがダイレクト
    に脳内で色々とできる状態になってる。
    VRMMOの作品が今色々あるけど40年前にこういう世界感を
    考えてた人がいるって驚愕でしか無いな。しかも宇宙規模。
    想像力がやばすぎる。
    まぁ現実より2万5000年進んだ文明なら十分あり得るか...
    -------------------------------------------------
    2023.05.02  #読了
    「巨人たちの星」10~40+エピローグ 
    ちょっと時間かかったけど予定日+1日で
    読み終えた。そしてこれはめっちゃ楽しかった。

    最初の謎の通信から始まって。
    ロシアの陰謀を危惧しUNSAが独自に
    ジャイスターと接触したり。

    国連のスウェーデン代表で議長の男が変に
    ピックアップされたと思ったら!

    そして出てくる第1作におけるルナリアンと
    対をなす存在。そして地球を目の敵にする理由。

    更にそいつらは終盤話をかき回すキーとなり
    その陰謀が表面化する時!

    テューリアンの人々は。ガニメアンは。そして
    ハントやダンチェッカーたち地球人は!

    ---
    1作め、2作目と非常におとなしい雰囲気の作品が
    初めて慌ただしい展開になる。
    終盤はこれぞSFモノ!って感じだったし!
    (騙し合いとか個人的にめっちゃツボったw)

    非常に面白かった!

    ---

  • 星を継ぐ者シリーズ最終作

    本作は前作までとミステリーの方向がやや異なり登場人物同士のドラマが魅力である。

    想像ではあるが著者はこういうものを書いてみたかったのではないか。

    繰り返し読んでしまうくらいに面白い。

  • 「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」の続編とのことで、それまでの残りの謎が解けると思ったけど、なんだかダラダラと会話が続くばかりで、謎もどうでもよくなってしまった。

  •  大円団であった
     ただ読むのに手間取ったのは事実である

  •  ガニメアンが「巨人たちの星」を目指して地球から旅立って行ったあとのお話。ここでも人間とよく似た存在、ジェヴレン人が出てくる。250万年後のガニメアンの子孫であるテューリアンと地球から旅立ったシャピアロン号のガニメアン。ちょっと人間の駆け引きのところの描写はSFだからしょうがないのかもしれないけどちょっと単純な善悪二元論に陥っていて物足りない。
     自分の理論にこだわるダンチェッカー。それは自分できっちりと論理を組み立てて考えているからの自信に裏打ちされている。でもきちんと話しをすればそれを受け入れる度量もある。友達が少なそうだけど、かっこいい。
     三部作の締めとしては緊張感がもう一つ・・・かな。(実は第4弾があるらしいと気がつく)

  • Kindleで。なかなか時間が取れず読み進められなかったけど,仕事が少し落ち着いたので一気読み。表題通り巨人たちの星周辺でのお話ですが,ここにきて第三の勢力の出現と地球の存亡をかけての話になるとは思いませんでした。そして,第1巻から回収されていなかった謎,ミネルヴァが危機に際し,二つの種族が脱出よりも戦いを優先した理由が最後に説明されます。 SFではあるのですが,現実の地球上で,急激に発展した科学技術や絶え間ない人種間の闘争を考えるともしかしてこの本の内容は事実なのでは…?と思ってしまいます。

  • 前作までの楽天的で明るい面にばかり目を向けていた感じから打って変わって明確な敵役が登場。科学礼賛は相変わらずだが、宗教も魔法も発展妨害のための工作扱いはちょっとやりすぎ。それでも一、二作目のあれこれを回収して大体決着させる役割は果たしていてちゃんと面白いのだから偉い。とはいえ読み直すたびに今作で減速がかかってしまい、四作目はなかなかたどり着けない。最初から三部作だったと思おう。

  • 終盤の対決は読みごたえがありました。
    3部作の完結かとおもいきや、続編もあるとのこと、仕事の加減をみながら読みたいと思う。

  • 「巨人たちの星」(ジェイムズ・P・ホーガン : 池 央耿 訳)を読んだ。
    いや〜マジ面白かった。
    この三部作(今は四部作)の文庫本はもうずっと昔から本棚に入っていたので読んだつもりでいたのだが、この「巨人たちの星」だけは読んでなかったんだな。
    読んでたらこの面白さを忘れるはずがない。

  •  3部作の完結編。第1作・第2作も知的好奇心を刺激する面白い作品でしたが、物語性・ドラマ性という点では少々盛り上がりに欠けるところがありました。
     つまり、前2作は、学問論争の歴史ドキュメントといった感じで地球外生命の調査と遭遇を淡々と描写されていたように思います。
     ところが本作は物語がダイナミックに展開します。何せ宇宙を舞台としたスパイ戦であり陰謀戦であり、ついには宇宙戦争に発展するのですから。
     前2作は本作の舞台背景を説明するための膨大なプロローグだったと言っていいほどです。
     
     前2作は宇宙の生命についてイフの世界を描いていましたが、今作では何と人類の歴史が俎上に載せられます。
     人類は発生時から何者かに監視されていた!古代遺跡や近現代の歴史にも介入の痕跡が認められるんだよ!!
     な……、なんだってえ~~~~~!
     で、前2作で提出された驚くべき仮説や解かれなかった謎が本作でスッキリと説明されます。
     作者ホーガンは第1作執筆前から綿密に背景やストーリーを組み立てていたんですね。
     無事伏線が回収されて良かった。
     前2作だけでもすごかったのですが、やはり本作まで読まないと画竜点睛を欠くというもの。
     私は今までホーガンといえばプロレスでしたが、今後はホーガンといえばSFだと思うことにします。


    地球人類は監視されていた!?巨人たちの星【耳読】
      https://sanshirou.seesaa.net/article/479713672.html
    巨人たちの星 ネタバレ感想会
      https://sfklubo.blog.jp/archives/12884390.html

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ジェイムズ・P・ホーガンの作品

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