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- / ISBN・EAN: 4988105069787
感想・レビュー・書評
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私の好きな南米チリが舞台。チリっぽいっていうのはあまりなかったけど。
この映画は主人公のアリシアに共感できるとものすごく怖いと思う。私は共感できちゃったからもう怖い怖い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
精神的に不安定な少女に対して
皆それぞれの理由から、信用せず、気配りせずに
振る舞ってしまった結果、最悪の事態を招いてしまう。
まぁまだ十代か二十代前半の若者たちが主人公だから、
誰が悪いとか、誰の責任だとか、言いにくいんだが
無関心こそが一番怖いんだよ…
少しだけ真剣に向き合ってあげるだけでよかったのに…
チリなんてどんな国か全然知らないけど、いまだにこんな呪術、まじない、祈祷…そんなのが現役バリバリなんですね。それはそれで衝撃的でビックリ。
ほんの少しの心配り…
それが主題かな、重い内容でした。 -
観る人を不快にさせるのが目的であれば、監督の狙い通りですね。ブリンク役なんか褒めてあげたい。また、アリシアの繊細すぎる役柄も催眠術でセクシーに踊ってみせる演じ分けなんか、いい演技です。支えになっているようで肝腎なところでなっていないサラの演技もグッドです。姉さんもマル。俳優陣は頑張ってましたね。でも、とても不快な映画です。
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終始怯えた表情を見せ続ける主演のジュノー・テンプルが良い演技をしていますね、脇を固めるブリンク役のマイケル・セラも見た目といい言動といい与えられた役割を十分にこなして不快感を与えてくれていると思いました(笑
暖炉の火であったり、鳥の亡骸であったり、映像の質感やスローな動きで印象的にみせるシーンがトリップ感を演出するのに効果的だったと思います。特別刺激の強いシーンがあるわけでもないですが、ちょっとした悪意や無責任な善意が散りばめられていて良い按配。体調の優れない時にみると余計に具合を悪くするかもしれない、そんなネガティブ感情の引き出し豊富な本作は、不快な感情を上手に引き出してくれるなかなかの良作だと思いました。