その女アレックス (文春文庫) [Kindle]

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制作 : 橘明美 
  • 文藝春秋 (2014年9月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (305ページ)

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その女アレックス (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 評判通り面白かった。
    ちょっとでも話してしまうとすべてネタバレになってしまうようで何も語れないのがとても残念。この本は読んだ人とでないと話せないね。

  • かつては読んでいたけど今は全く読まなくなった外国ミステリーでしかもフランス小説ってことで、ハードルが高いかと思ったのですが、そんな要素はこの作品の威力の前では些細なことでした。これは、久しぶりにミステリーそのものに酔ったような気分になる作品でした。トリックと言うよりもストーリーそのものが逆さ絵(と言うようなシーンも出てきたけど)と言うか、折り紙に「騙し船」と言うのがあったけど、あれと同じで、ちょっとした隙に掴んでいたものは全く違うものだったことがわかる驚きと快感とでもいったらいいのでしょうか。

    アレックスと言う女性が誘拐され、そのアレックスの視点と、その事件を追うカミーユ警部の視点、その2つの視点がスピーディに進みます。読書って先の展開を想像しながら読むんだなあって改めて自分で実感させてくれる作品で、第2部になると想像していた展開は全く筋違いだったことがわかるのですが、それで終わらないのがこの作品。結末を知って頭から読み直したい気分に気分にさせられます。久しぶりに120%堪能できた作品でした。

  •  書籍紹介ブログ「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」で2年余り前に紹介されていて気になっていた本で、Kindle本セール対象になっているのを見つけたので購入。フィクションはあまり読まないのですが、中国に来てから演劇を見なくなったので、話題になった作品くらいは目を通しておこうかと最近は思っています。

     ミステリ小説の感想文を上手に書くのは大変難しい。それは前述のブログの当該記事「読むなら徹夜を覚悟して『その女アレックス』」に譲りましょう。とんでもないどんでん返しが待っているという紹介を読んで、いわゆる叙述トリックかと思って注意深く読み進めましたが、そんな小手先の小説テクニックではなく、もっと大胆な展開で読者を引き込む作品でした。

     それでも、さりげなく書かれた一文が後で重要な意味を持ってくるということはありましたので、何度か前に戻って読み直しましたが、そういう読み方をするにはKindleは向いていませんね。現在のKindleにはそれ用の機能があるので不可能ではありませんが、紙の本のページに指を挟んで前に戻る方が楽です。

  • 2017/5/2 GW文春祭り(50%ポイント還元)でAmazonよりDL購入。

  • 2016.11.23 ★3.5
    うーん、期待が大きすぎたのか。
    どんでん返し続きの後半に入っても「え?それが理由?」と思ってしまって入り込めなかった。

    でも、捜査部のカミーユ達は誰もが良い意味でキャラクターが立っているので、他の作品も読んでみようかと。


    ===あらすじ===
    おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが…しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。イギリス推理作家協会賞受賞作。

  • カミーユの描写でやたらと身長のことがあって、確かに低いという印象は抱くけれども、日常生活にそんな支障……というほどでもないけれども影響あるものかな、と思っていたけど、フランス人は自分が思うよりもみんなでっかいのだろうか。

    アレックスは表紙のような状態を想像していたので、表紙にひかれて手を伸ばした身としてはちょっとがっかりした。
    だけれども、ページを読むたびにどんどんのめりこんでいっていた。

    トラック運転手を殺害した時には善人そうな発言をしていたのでアレックスはなんて女なんだろうと思ったし、その時点では行ったり戻ったり何をしているのか理解できなかったのも含めて最高潮にアレックスという女から気持ちが離れていっていた。
    それから全てが判明するわけだけれども、アレックスの行動をすべて読み返したくなった。

    ラストは理不尽なことが起こるたびにこうであればいいのになーと思うことが起こったのだけれども、実際にそうなるとちょっと怖さを感じる。制裁は受けるべきだとは勿論思うけれども。

    アレックスは搾取される側からついに逃れられなかったけれども一矢報いることはできたから満足ではあるのかな。
    失敗するリスクはあるし、というかほぼ失敗であると思う、けれども、それでも明るみにでることを狙っていたんだろうか、カミーユ達がゴミの収集に間に合わなかったらどうしたのかな。

    ルイとアルマンも良かった。
    ルイは典型的な良い人間として好感をもてるし、アルマンは近くには寄りたくないけれど(笑)彼の贈り物は彼のその行動を読んでいたらありえないほどのことだと思うから彼の気持ちの深さがすごく感じられて胸が熱くなる。
    最後にそれが来たから印象がパッと明るくなった気がした。

  • ホント

  • 作中のどこの部分にふれてもネタバレになりそうで、ネタバレせずに面白さを伝えることは無理そう、読んでみて下さい。
    テンポもいいしキャラも立ってるが、描写が説明くさいのでちょっと残念。
    そうきたかー!とおもわせるような伏線はがあっちこちにあって、全部回収されるので、モヤモヤせずにすっきり読めます。
    結構残酷な死に方とかしますが、描写が稚拙なのでR15にはなりません
    2回は読まない。

  • 主人に勧められて読みました。
    話題作だけあって,面白く
    一気に読めました。
    「どうしてこんなことになってるのか」
    説明がないままに話が進むので
    気になってどんどん読める感じです。
    内容的には☆5つと言いたいところですが・・・
    とにかく内容がグロい。
    読んでいて,気分の良い話ではないので
    マイナス1で☆4つにしました。
    しかし,ストーリー的にはとってもよく練られた話で
    こんな風につながってたのか,とは思えました。

  • 「イレーヌ」を読み終わったので再読。
    やはり執筆順に読むべき。初読では気付かなかった部分がたくさん有る。
    まずこの事件はヴェルーヴェン刑事の復帰戦であったこと。戦線からは一歩引いて教育係をしていたとの説明がある。
    イレーヌの死は大きな衝撃で有った事を理解していないと、ル・グエンの親切心も判らない。ルイとアルマンとチームを再結成した喜びも。
    前作では母が死んでいて作中で奥さま(イレーヌ)が事件の犠牲者になり、本作では隠遁していた4年間に父も死んだことになっている。
    50歳にしてひとりぼっちのヴェルーヴェン。アレックスの誘拐事件はヴェルーヴェンが過去と向き合うには格好の事件だった事が判る。
    イレーヌと同じ誘拐事件、そして明らかになるアレックスの歪んだ家族関係。初読より一層深くヴェルーヴェンの心の動きが読める。
    凄い連作ですね。事件は全く独立しているのですが、警察側の個々人の描写が素晴らしい。この後に未だ未訳の長編が2冊も有る。
    いつ翻訳されるのでしょうか。1年に1冊なんでしょうか。早く読みたい。

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