ビフォア・ミッドナイト [Blu-ray]

監督 : リチャード・リンクレイター 
出演 : イーサン・ホーク  ジュリー・デルピー 
  • ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
3.67
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本棚登録 : 7
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4548967154351

感想・レビュー・書評

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  • 今度は前作から9年が過ぎた。
    ジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルピー)はあれから双子の娘をもうけ、いまはギリシャの作家宅に招かれて休暇を過ごしている。
    ジェシーはアメリカ人の妻とは別れ、息子のハンクはその母と暮らしているが、彼もまたギリシャで父と休暇を過ごし終えたところ。父と息子の空港での別れからこの映画は始まる。

    前作と同様長いワンカット・シーンが多いけれど大きく4つに分けられる。

    ①息子を見送ったあとの車中の会話。
    ②滞在先の作家の友人知人や家族たちとの食事をしながらの会話。
    ③ジェシーとセリーヌの歩きながらの会話。
    ④2人きりで滞在することになったホテルの部屋での会話。

    とにかくまた、100分くらいずっとおしゃべりしている。

    結論から言って、本作がいちばん好きだった。とくに開かれた食事のシーン。こうやってただただいろんな世代の人たちが楽しく会話している映画や小説が好きだと改めて実感。人間っていいなと思わせてくれた。

    その後、じょじょに2人の関係の変化にフォーカスがしぼられていく。
    まるでその予兆のように、2人で夕日を眺めながら、セリーヌがまぶしそうに(沈みつつある太陽が)

    Still there. Still there.(まだある。まだある)
    Gone.(消えた)

    というところ、じんときた。

    その後の夫婦喧嘩の言葉の投げ合いにも芸があって、なんだか妙に感心してしまった。夫婦が対等にやりあっている……と言いたいところだけど実際のところジェシーが完敗している。それをおふざけでリカヴァーしようとしていて物悲しい。なんともいえない、みっともない終わり方がゆっくりと胸にしみてくる。

    これはさらなる続編、老年編を期待したい。とはいえ実際に監督と主演の2人が老年にならないと続編は生まれない(はずな)ので、どうか生きながらえてほしい。
    ……とこんな祈るような気持ちになれただけでもこのシリーズを観たかいもあったというもの。

  • sunriseをまた観たくなった。

    ずっと追い続けてきたけど、やはりsunriseがよすぎたなぁ、、。

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