そんなつもりじゃなかったんです　ＴＨＥＹ　ＴＨＥＩＲ　ＴＨＥＭ (角川文庫) [Kindle]

著者 : 鷺沢萠

• KADOKAWA (2014年12月25日発売)

感想・レビュー・書評

[senna2524さんの感想 · 2020年7月16日]

読んでなかったわけじゃない。紙とマンガばっかり
読んでた先月でした。今月はがんばろーとか思ってたん
だけど、とてつもなく辛いことがあって、今は本が読めない。
本はその時のことも一緒に思い出させるから。
でも辛くて辛くて、やっぱり何も考えたくなくて
本に逃げる。なので、軽めのものだけしか読めない。

もう何年前になるんだろうなぁ、彼女が逝ってから。
ついこの間のような気がしてたけど、読むと一体いつだ、これ？みたいな恐ろしく昔の情景のような。
こんなに友達に恵まれて楽しい日々だったのだろうに。
どうしてかなぁ。

[kosamebitakiさんの感想 · 2016年2月8日]

鷺沢さんの、あの抱腹絶倒エッセイが、電子書籍で復活していました！これで若い人たちがめめさんと出会えることを祈って。（ほかの「純」文学作品もぜひお読み下さい。ギャップにたまげると思いますけど・・・）私が読んだのは文庫ですけど、あのときのままの表紙が嬉しかったのでこちらを登録。
めめさんの隣にはどうしてこんなオモシロ人物がいるのか、と思っていたけれど、若い頃はこういうの、一人や二人はいたような気がする。でも、こんな密度ではなかった（笑）
無謀なアメリカ上陸を果たしたタカちゃん、脳みそが筋肉のカツヤくんたちは、その後どんな人生を送っているのでしょう。めめさんを追悼して、みんなで揃って発言して、それを本にして欲しいくらい、気になります。
再読（何回手に取ったかわからない）

著者プロフィール

鷺沢萠（1968.6.20-2004.4.11)
作家。上智大学外国語学部ロシア語科中退。1987年、「川べりの道」で文學界新人賞を当時最年少で受賞。92年「駆ける少年」で泉鏡花賞を受賞。他の著書に『少年たちの終わらない夜』『葉桜の日』『大統領のクリスマス・ツリー』『君はこの国を好きか』『過ぐる川、烟る橋』『さいはての二人』『ウェルカム・ホーム！』など。

「2018年 『帰れぬ人びと』 で使われていた紹介文から引用しています。」