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- / ISBN・EAN: 0024543954521
感想・レビュー・書評
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『ゴーン・ガール』/デイヴィッド・フィンチャー監督
完全主義者エイミー(ロザムンド・パイク)は常に計算づくで動くが、一点の狂いによって意外な展開をもたらす。ここが見どころなんです!予測ができないストーリー展開のサスペンスとして退屈しない映画だった。 完璧主義のエイミーにとっては結婚相手がデジー(ニール・パトリック・ハリス)ではなくニック(ベン・アフレック)となるのは彼女が恋愛至上主義者だからだ。しかし、完璧主義と恋愛至上主義は相反して両立しないものなのだ。
幼い頃から完璧主義を貫いている(実際には親からの半ば強制のようなものだが)、彼女の行動は一貫してブレることがない。しかし、自分の意思とはかけ離れた部分での完璧主義なのであり、仮想された自己からは何も得られない。
ナルシストで完璧主義者の結婚は恋愛のゴールでない。完璧主義者であればデジー(元彼)を選び、恋愛至上主義者であればニック(旦那)を選ぶことになる。しかし、ニックを結婚相手に選び矛盾が応じてくる。
完璧にして人並みの幸せな結婚なんて無理なのだ、それって、多くの矛盾を含んでいるでしょうし、何処かで妥協しなければならないのだと思う。例えば、不細工なデジー(個人的には不細工であるとは思わなかったが…。)であれば不細工を我慢するとか、ニックの優しそうな雰囲気を求めるのであれば収入の面で我慢をするとか考えないと整合性が取れない。
『完璧主義者』は病理を生み出し、精神的な圧迫を受けているとも取れた。そう考えるとエイミーが悪い女だとは思えなくなる自分にも病理的な部分を持っているのかと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一回映画館でも見たんだけどルームメイトがdvd借りてたんで物凄く久しぶりにもう一回見た。
-頭のいい女の人怖い結婚怖いってなるw
-話の構成が、視てる人を男側に立たせたり、女側に立たせたりしてて、凄くよくできてる。そして段々行き過ぎた犯罪にドン引きしだして第三者目線になってくんだけど、見終わった後には男が悪い女が怖いって意見二つに分かれるしね。監督凄い。
-状況が変わってもとにかく辻褄を合わせるエイミーの頭のよさは凄いし見てて気持ち良かった。
-ニックチームがTVの生放送を使って世論をコントロールしようとしたとことか凄く面白かった。
-ちょっと長いけどとにかくテンポがいいのでずっと力みっぱなしだった。 -
面白くなくはないですが、惜しいって感じですかね。
尻上がりなのは間違いないんですが上がりきらず。 -
うわぁ、気持ち悪かった…
切れ者だけど、幼稚な女の子。
だからタイトルはGIRLなのか -
猫の癒し成分4パーセント
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すげ~
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なんていうのでしょうか。オチの向こうにさらなるオチがという感じなのでしょうか。
美男美女の誰もが羨む幸せな夫婦。ある事で旦那の故郷に戻ります。その途端、旦那はだらしなくなります。若い愛人を作ったりもして。それに対して、奥さんが旦那を懲らしめる。いや、懲らしめる以上の報いを受けさせようとしたのか。
物語中盤で奥さんの手の内をばらします。そこから更なる展開が待ち受けてます。
妻は強盗にあいます。妻自身はこれは予想もしてないトラブルに対して新たなる手段を考えました。
そこに、元カレが登場。以前、ストーカーとして逮捕され接近禁止令が出されてます。その元カレを頼ります。でも、これも旦那に報復するための手段にします。元カレは妻に殺されます。レイプされ正当防衛で。
この元カレもストーカーとして逮捕されたのも妻にハメられたのかと思ってしまいます。
ストーリー的な説明から、コレコレこう思うとか そうだったのかとなってしまうので、ネタバレにもなってしまうので止めときます。
ここまでするのかと思うのですが、ここまでするから映画になった。 -
展開は割と読めてしまった...のですが、やっぱり怖かった...
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〜2014
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特別面白い映画ではなかったけど、監督の解説入りで連続2回目観たのは自分の中でかなり珍しい。
それは撮影、編集のうまさ。
2回目は特に台詞ではなく映像に集中して観たので光の使い方がうまいと感じた。 -
ワールドワイドな夫婦喧嘩。
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サイコな奥さんと、それに振り回されて嫌気が差していたはずの夫の、全米を巻き込んでの夫婦喧嘩
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映画はよく観るのですが、ここまで画面に引き込まれる作品はせいぜい年に1本というところでしょうか。
この監督の作品はどれもハッピーエンドではないのですが、都合よくまとまる作品よりも個人的にははまってます。 -
2.16.1.9 鑑賞
怖えよ。なんだ、あの女…。
見た目が凄い変わる。
ニック、かわいそう…。 -
要はメンヘラ女と結婚しちゃって巻き込まれた男の話。面白いけど怖い。
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怖ぇぇぇ!と最後思わず叫ぶ。最初は「妻は失踪なのか、死んでたら犯人は夫なのか」というミステリーだと思って見ているわけです。しかし、1/3くらい過ぎて視点が変わって事件の真相が解き明かされます。ここからホラーです。
ストーリー展開に飽きがこない。読書していてページをどんどんめくりたくなる感覚。
さすがデヴィッドフィンチャー、映像がスタイリッシュ。
ベンアフレックが間抜けな夫ぴったりで、ジェニファーロペスとの生活もこんな感じだったのかなーと思ってしまった。
以下完全なるネタバレ
完璧なエイミーに何より囚われていて、夫が若い女と浮気していることが許せなかったことは分かる。しかし、夫をはめるためにここまで計画するか…頭の良さを誇示したいのか。自分が死ねば完成という計画をたてて、実際死体があがれば警察も躊躇なく立件できたでしょう。それなのにいざとなったら死ねないというのは、本当に死ぬ気はなくて彼が追い込まれてる様を見られれば良かったということですよね。幼い。結局、インタビューの様子で愛した頃の彼が戻ってくると思い、ある意味シナリオの目的を果たしている。だがしかし、殺人まで犯してますからね。のこのこ帰ってきて、平然と暮らすって何なんだ。それを受け入れる夫も何。間違いなくホラー。完璧な計画と彼女の幼稚さのギャップに恐れ戦く。あの日記はどこまで本当なんだろうか。 -
失踪した妻の復讐劇。
あればけ凝ったやり方するなら、もっと他にも対処法もあったであろうに・・・
主人公のこれからを考えるといたたまれない気持ちになる。 -
死者を出さずに、あれだけの雰囲気出しといて少し笑える話になるぐらいの方が良かったんじゃないですかね…
とはいえ、とても面白かったです。 -
結末が気になって最後までは観たが、長く感じたし、スッキリするでもなく、ため息しか出ない。
ほらね?結婚なんてこんなもん、て、ブラックユーモアか?
主演女優さんも、張り切って演技したんだろうけど、キャラに合わないよなー。 -
事件の真相への迫り方と人間臭い生々しさが特徴的なデヴィッドフィンチャー監督のサスペンス映画です。風刺的な言い回しやネガティブな共感をさせるような引き込みの上手い作品で速度感もあるのでダレることも少ないかと思います。
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周到に計算された計画で男たちを騙すエイミーが怖い。終わり方は賛否両論ありそう。個人的には中途半端に感じた。
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愛の無くなった夫と妻のハードなシーソーゲーム。
みたいな。
二転三転する力関係が楽しかったけど、
すっきりしない終わり方だったのが残念。 -
びっくりしました。「こわぁ・・・」と心底思ったのは久しぶりでした。驚きと、恐怖(ホラーのそれとは違うやつ)。サスペンス映画はこれだからやめられません。ふらっと立ち寄った時、友人や恋人に、「ゴーンガール」観た!?と、ドヤってしまうこと必須。ぜひ当店でレンタルを!
(店長:♂:30代)