侍女の物語 [Kindle]

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制作 : 斎藤 英治 
  • 早川書房 (2001年10月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (326ページ)

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侍女の物語の感想・レビュー・書評

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  • どんなに小難しくて、恐ろしいか、となかなか読みはじめられなかったのだけれど、読みはじめてみれば思っていたほど小難しくもなく、SFみたいで(って近未来設定だからSFなんだけど)すごく引き込まれておもしろく読んだ。
    読んでいくうちに、なにがあったのか、どういう世界になっているのかという設定が少しずつわかってくるのはミステリみたいで。
    でも、恐ろしくて、読みながらほんとに気持ちが沈んだのは確か。自由のない、閉塞感がすごかった。

    ある日突然、財産も仕事も奪われて、一時的な政策と思っていると、どんどん世界がおかしくなっていって、っていうのがすごくリアルで、いますぐにでも起きそうな気がして本当に恐ろしかった。
    一方で、どんなに虐げられても地下組織のようなものはでき、正しいほうへ戻ろうとするのかもしれない、と一縷の希望をもつような気がしたり。

    ほかにも、男女差別とか女性の権利とか恋愛とか家族とか、物質社会とか、もうさまざまなことが描かれていて、考えだすと本当にいろいろ考えさせられる。。。

    主人公やその友人たちの行動がちょっと冒険小説っぽくも読めたりもした。勇気ある少女が未知の世界で冒険するっていう少女小説のような雰囲気も感じたり。

    まったく古い感じもしないし、とにかく、やっぱり読んでよかった、と思った。

  • 目を背けてはダメなやつ。
    解雇、家族と別離、耳タグ、選挙権剥奪、割礼、ありえねー!個人的には、銀行口座凍結にいちばんの恐怖を感じた。仕組的にね!
    希少な存在の不自由さ。009の暗さを彷彿させる、それはそれは哀しい世界。

  • 噂には聞いていたけれど、こういう物語だったんだ、と半ば放心している読了直後。
    読んでいる間中、これで終わりなわけがないでしょ、でしょ、と、残りのページ数を見ながら、ハラハラしぱなっし。
    淡々と綴られている物語とは、それは対照的に。

    歴史は勝者が書くものとは言われるけれど、少なくともその時代の概略ぐらいは、なんとかなるもので。
    一体この時代はどういうものだったのか、ということまで、こちらの想像する余地が残されていることが、嬉しいやら物足りないやら、である。

    ほかの作品もぜひ読んでみなくては、と思ってる。

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