オデッサ・ファイル [DVD]

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監督 : ロナルド・ニーム 
出演 : ジョン・ボイト  マキシミリアン・シェル  メアリー・タム  デレク・ヤコビ 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2015年11月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462092786

オデッサ・ファイル [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 1974年のロナルド・ニーム監督作品。

    原作はフレデリック・フォーサイスの傑作サスペンス小説。初版が1972年発行なので、間をおかずに映画化されたことになるが、私は未読だった。

    ナチもののサスペンス。戦後の西ドイツはナチス時代の犯罪を刑法で裁いたが、ナチ党員と協力者全員を犯罪者扱いしては、とても東ドイツと対峙しつつ復興することなど出来なかった。

    主人公のペーターはフリーのジャーナリスト。キャバレーで踊り子をしている恋人のジギーと同棲している。ある日自殺したユダヤ人の持ち物だった日記を警察から提供されたことで、彼の人生は大きく変わってしまう。

    原作は長編なので、当然のことながら映画化にあたってはかなりの省略が行われているようで、かつ主人公の行動の理由が分からず納得がいかないため、もやもやしたまま観続けた。

    しかし、この映画は単なる謀略サスペンスではなく、謎解きが重要。フーダニットではなく、変則ホワイダニット。ご覧になるときは心して観るべき。

  • 最後だけちょっと唸ったが、それ以外は…

  • 原作が読みたい!!

    フレデリック・フォーサイスは短編集しか読んだことがないのですが、これ尺の都合で映画版は絶対、小説版より主人公がポンコツ仕様だと思うんですよね……違うのかな……

    ナチスの残党の物語と言うのは星の数ほど生み出されていると思うのですけど、本作はその中でも、人道的な問題に踏み込みつつも、王道の人道的な問題には踏み込まない。むしろドイツ人同士の問題としてストーリーを終えるところ、そしてドイツ人同士の問題であれば差別主義者の心も動いてしまうところ、この描写はクールですらあります。ドイツ人同士の問題に重ねて、当然、結末ではユダヤ人の問題も自殺した老人の日記と、友人による彼の追悼を通して触れられるのですが、なにぶん直前にドイツ人同士の問題を挟みますから、悩みますよね、ドイツ人同士にも問題はあったのだ、と受け止めればよいのか、ユダヤ人と共にドイツ人も苦しみを味わったのだ、と取ればよいのか。どちらに受け止めても大意は違わないのですけど、作品の温度が少し違って感じられます。

    ユダヤ人の問題に関しては、ナチスの残党の理解は得られない、そしてその思想的な偏りは、世代を重ねることによってしか是正されていかないというシビアな価値観も同時に提示されますから、その対話や更生の不可能性に対する無力感も、このクールな印象を強めています。

    主人公が妙に血気盛んになるところは、いまいち理解できんなあ、と思いながら見ていたのですが、この理由は映画終了の直前になって発覚しますから、ちょっと中盤では我慢が必要ですね。私のように気短な人間だと、なんでこんな乗り気なの?? 私なにか見落としたんだろうか??? なんか大事なシーンあったかな??? と考え込んで巻き戻して見直したりしてしまいますので、何はともあれ先へ先へ見進めていくべき映画でしたね。

    ドイツ人同士の問題であることが発覚した瞬間、悪役の態度が軟化したり人間味を帯びてきたりするところは本作の見どころのひとつですが、まあ後味は悪いですよね。人間だれでも多かれ少なかれそういうところがあって、リアルと言えばリアルなのですけど。人間の敵と味方の切り分けの範囲という空間的な問題、それから世代と言う時間的な問題、その断絶が重複する場所としての主人公の立ち位置、そういう描き方に体感温度が下がっていく作品でした。原作読みたい。

  • ジョン・ボイトといえば、アンジーのパパではないか。
    先日観た”シャイニング”はジャック・ニコルソンではなく
    ジョン・ボイトをS・キングは推したらしいけど、確かにこの人の方が原作には合っていたな。

    で、この”オデッサ・ファイル”とは実際にあったファイルでナチの元親衛隊の写真や改名後の名前、所在が書いてある極秘のファイルだったようだ。
    強制収容所の生き残りの老人が自殺してその日記を読んだことでフリーランスの記者ミラーが、逃げおおせている虐殺者の所長のロシュマンを探し出すけっこうスリリングな展開だったわ。
    ホームから突き落とされたり、訓練してコルプ軍曹になりそまして刻印された番号をの消しあとを作るため、肌を焼かれたりするんだもの。あの老人のためにここまでする…と思ってたら、あの乗船する時に指示を出していたドイツ国防軍大尉が(ロシュマンに射殺される)ミラーの父親だったんだ。
    このロシュマンも実在の人物みたいだ。
    まっ、ミラーが仇をとってくれてよかった。
    すごい危ない橋を渡ったけどね。
    冷めかけた彼女ともこれを機によりが戻ったみたいだし。
    ”オデッサ” ナチス政権下の元親衛隊幹部たちの庇護を行なう秘密組織。

    The Odessa File 1974年 130分 英・西ドイツ BSプレミアム
    監督 : ロナルド・ニーム
    原作:フレデリック・フォーサイス
    出演 : ジョン・ボイト マキシミリアン・シェル メアリー・タム デレク・ヤコビ

    全世界を震撼させた恐るべき秘密-《オデッサ》 その謎を追って展開する息づまる超サスペンス!
    〈ジャッカルの日〉のフレデリック・フォーサイス原作〈ポセイドン・アドベンチャー〉のロナルド・ニーム監督

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