探偵の探偵 (講談社文庫) [Kindle]

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  • ストーカーにつきまとわれていた妹が殺された。ストーカーから身を隠すために、遠い親戚の元に身を隠していたはずが、悪質な探偵によって居場所を突き止められたのだ。
    玲奈は探偵のすべてを知るため、ある養成所の門を叩くが......。

    2015年7月18日、電子書籍にて読了。
    最初はドラマを見ようと思ったのですが、2話目の冒頭部分で挫折。バイオレンス系のシーンが多くて、見続けるのは無理と判断しました。
    だけど、先が気になってしまったので、原作を読むことに。
    主人公の年齢設定がドラマではつり上げられていたようです。
    最近、多発しているストーカー事件やDV事件が大きく取り上げられている物語。登場する悪徳探偵たちはやくざ顔負けの粗暴さです。
    作者の作品は最初の千里眼シリーズが好きでした。ヒロインが真っ直ぐで良かったんですね。
    今回のヒロインは、復讐のために動いているからか、手段を選ばないやり方で、いまひとつ好きになれません。
    でも。ヒロインが最終的にたどり着く、妹の居場所を突き止めた探偵の正体が気になるので、しばらく追いかけてみたいとは思っています。

  • 悪徳探偵を懲らしめる探偵の話。
    万能鑑定士と同様に読みやすくわかりやすい展開ですんなり読めた。ただ、シンプルすぎた気がするのと、全体的に暗い雰囲気なのがちょっと気になった。

著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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