上流階級~富久丸(ふくまる)百貨店外商部~ 富久丸百貨店外商部 [Kindle]

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  • 富久丸百貨店外商部。
    ケーキ屋を盛り上げていた静緒がダンディな紳士、葉鳥に引き抜かれ外商部に配属になる。
    ただお金があるだけではない、上流の方達との付き合いが始まった。
    外商とは着物なら着物売り場の人が頼まれて商品を家庭まで持ち込むものなのだと思っていたが、外商部の人間が着物、貴金属、洋食器から布団、結婚式やお葬式まで取り仕切ると知って驚いた。頼まれれば何でも揃えるのが外商部の仕事だと。月の売り上げは百貨店の3割。しかも男の世界なのだ。
    そこへ女性として初めて配属された静緒の奮闘記だ。
    様々な事が次々と起きて面白かったが、?と思う部分がなくもなかった。百貨店に勤めた事はないけど、ご本人の前でないからと、お客様を裏で「さん付け」で呼ぶものかな?全体的にお客様に対する話し方がフランクで、どうもそこだけが引っかかる。「さあ、御覧になってみてください」など、どう考えてもヘンテコな言い回し。
    とは言え面白かった。早速次も借りて来ましたよ!(図)

  • 素敵おじさまに導かれて…と思いきや割と一人で頑張っている主人公が素敵です。年齢も同じくらいでこんなにバリバリ働いているキャラクターはまぶしい!女だからって損をすることもたくさんあるだろうけど、自分で考えて動いてる彼女はえらい。

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著者プロフィール

1976年兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』、『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、『マル合の下僕』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』、『主君 井伊の赤鬼・直政伝』(文藝春秋)など。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。

「2023年 『忘らるる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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