ケープタウン [DVD]

監督 : ジェローム・サル 
出演 : オーランド・ブルーム  フォレスト・ウィテカー  コンラッド・ケンプ  ジョエル・カエンべ 
  • TCエンタテインメント
3.35
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本棚登録 : 139
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4562474162302

感想・レビュー・書評

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  • AmazonPrimeでたまたま目に入ったので視聴。
    視聴後、凄まじい胸糞悪さが残りました。

    主演はオーランド・ブルームとフォレスト・ウィテカー。
    原題はZulu。

    テーマが重すぎる。
    行方不明事件捜査だったのが一変。薬物が関与していたことが判明する。この薬の正体が後半でわかるのですが、ここに人種差別の恐ろしさを感じました。
    マンデラという人名が出てくる通り、アパルトヘイト政策の残滓が蔓延っていました。

    ロード・オブ・ザ・リングで超美男子を演じたオーランド・ブルームのダーティな役。劇中でクズ呼ばわりまでされてましたが決めるところを決めてやっぱりカッコよい。

    ストーリー中盤のある事態を経てからのウィテカーの鬼気迫る演技。

    生々しいグロシーンもありましたが、存外、見応えたっぷりの映画でした。

    • やまさん
      夜型さん
      おはようございます。
      いいね!ありがとうございます。
      きょうは、曇ってどんよりしています。
      午後から晴れるようです。
      今...
      夜型さん
      おはようございます。
      いいね!ありがとうございます。
      きょうは、曇ってどんよりしています。
      午後から晴れるようです。
      今日も一日、健康に注意して頑張ります。
      やま
      2019/11/13
  • ZULU
    2013年 フランス+南アフリカ共和国 106分
    監督:ジェローム・サル
    原作:キャリル・フェレ『Zulu』
    出演:オーランド・ブルーム/フォレスト・ウィテカー/コンラッド・ケンプ

    南アフリカのケープタウン。植物園で若い女性が殺される事件が発生、被害者は元ラグビー選手の娘で、未知のドラッグが検出される。捜査に当たったアリ警部(フォレスト・ウィテカー)と、部下のブライアン(オーランド・ブルーム)、ダン(コンラッド・ケンプ)の三人は、彼女にドラッグを売ったと思しき売人のスタンという男を探し海岸で聞き込み調査を行うが、凶暴な一団に襲撃され…。

    久しぶりにオーランド・ブルームの顔面でも堪能しようと思い気楽に見始めたら、思いがけず社会派刑事もの、しかも惨殺死体がゴロゴロ出てきてひょえっとなる。まず原題の「ZULU」の意味や、南アフリカのアパルトヘイトの歴史について予習が必要。ZULUはズールー人のことで、南アフリカはもともと勇敢なズールー族が多数を占めていた。アリ警部はズールー人で、少年時代にアパルトヘイト政策のせいで酷い人種差別と迫害を受けたことがある。白人警官に犬をけしかけられて股間を噛まれ今も不能で独身。母親をとても大切にしている。

    一方相棒のオーリ演じるブライアンは、女癖が悪くてアル中でだらしない男。元妻に未練があるが、彼女は金持ちの歯医者と暮らしている。結構大きい息子がいるが、父親にお金をせびりにくるし、イケメンのパパに全然似てなくて可愛げがない。エルフの王子様やトロイのへたれ王子やイケメン海賊のイメージの強いオーリにしては、かなりダーティな役。でもイケメンだし、バキバキに鍛えた肉体美バッチリだったけどね!

    さて治安の悪い南アフリカのこと、ちょっと聞き込みしただけで仲間は惨殺されるし、自衛のため彼らもガンガンちんぴらたちを射殺しちゃう。ガンで闘病中の妻がいるダンは、序盤から良い人すぎて死亡フラグが見えてたけど案の定、早々に殺されてしまうし。このダン夫妻と、アリ、ブライアンの四人で食事する場面で、彼らが交わすアパルトヘイトについての会話で、なんとなく彼らの立ち位置が見えてくる。ズールー人のアリは差別を受けた被害者の立場だが、自分を迫害した白人を許し共存していこうと考えており、一方で白人のブライアンは、差別主義者だった父親に反発するあまり、差別主義者にやや攻撃的、ゆえにアリには好意的。

    被害者を殺したスタンは、麻薬密売組織の下っ端。その地域を仕切っているボスのキャットに、アリたちは探りを入れる。やがて第二の女性被害者が出て、遺留品から犯人はスタンと思われたが、当のスタンの生首が警察に送り付けられてくる。この事件と同時進行で、ホームレスの子供たちが失踪する事件も相次いでおり、やがて二つの事件が結びついて…。

    以下ネタバレ。黒幕は、アパルトヘイト時代に黒人だけを殺す薬を開発していた化学者と、軍人(いずれも白人の差別主義者)で、彼らはその研究で発見した、人を凶暴化させ、他者への攻撃のみならず自殺の衝動を起こすドラッグを開発。その実験のために、ホームレスの子供たちをさらってきて薬を投与、大勢の子供たちが実験材料として殺された。その汚れ仕事の手下になっていたのがキャットの一団(皮肉なことに彼らの大半は黒人)で、スタンは最初の被害者女性とそのドラッグを使ってセックスしようとし、凶暴化した彼女と争い殺してしまっただけだった。

    ブライアンは、黒幕たちが隠れ蓑にしていた警備会社に侵入、薬物のデータ等を盗み出すが、元妻が敵の人質に取られ、決死で彼女を救い出しに向かう。アリは、教会でボランティアをしている母親に、失踪した子供たちの写真を預け聞き込みに協力してもらっていたが、そのせいで母親は事件に巻き込まれ殺されてしまう。それを知ったアリは一人で復讐に向かい…。

    白人を許し共存すると覚悟を決めていたアリが、ズールー人の勇敢な本能のまま敵を追いつめていく場面は、単純な復讐ものとしてではなく、なんともいえない複雑な気持ちにさせられた。差別の歴史が背景にあるが、かといってアリが被差別者代表として差別者を成敗したかというとむしろ逆で、単純に彼は、愛する母親を殺した人間を許せないという一個人として行動したのだろう。そしてアリは自殺する。アリを探しにきたブライアンがそれを見つけたときの何ともいえない表情…。一応事件は解決したけれど、なんとも重い余韻の残る映画でした。

  • 2014年でさえ、南アフリカはこんな街並みかと思いました。シティオブゴッド並みの驚き

  • GYAOで視聴。内容的には絶望的な復讐劇ですが、オーランド・ブルームとフォレスト・ウィテカーの演技が光って見応え十分でした。特にフォレスト・ウィテカーの最後の砂漠の追走は鬼気迫ってます。

  • 南アフリカが舞台で珍しいので見た。なんてことないストーリーに思えるけど、南アフリカの闇の深さを考えてしまう。ちなみにオ―ランド・ブルームの父はマンデラを支援したことで有名だとか。うらぶれたブル―ム、なかなか良い。

  • 現代はZULU、フランスメインの映画みたいで
    話はちょと暗い
    現地ロケなんだろう、結構雰囲気が出ていた

    刑事ものでアクション
    ストーリーはやや安直
    子供を使う意味が分からない

    それにしても、この手の話って
    ハッキングの天才がいることが多いなあ

    南アの黒人差別の話も絡む

  • フォレスト刑事が地味でカッコ良い。

    真相が暴かれてからの展開にもうひと捻りあれば良かったかな…

  • あんまり期待してなかったが、映画好きなら絶対見ておもしろいと思える一作。
    話としてはとある殺人事件から大きな陰謀に繋がっていくが、見ていてホントにだれることなく、そしてラストがまたある意味で心に残る。派手さはないので、そこは期待しないこと。

  • オーリーの服装を一式売ってほしい。

  • オーランドブルーム観たさに観たけども、こういうバイオレンス系というか、ハードボイルド系と言うのか、サスペンスアクション? 苦手で、暴力の描写や血は飛び散るしでなかなか苦手でした。

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