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- / ISBN・EAN: 4560158370487
感想・レビュー・書評
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超厨二展開かと思いきや
とんだロマンスだったよ!(褒め言葉詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょい役で各作品にちらちら出ていたロード・エルメロイ2世が主役となってその人となりと活躍が本格的に書かれた作品。
その2世が探偵役に似合う事似合う事。この作品に出るために設定されたのかと思うばかりにピッタリとハマってる。
ウェイバーくん10年でよくここまで成長したものだと。頼もしすぎる。
助手役のグレイともよい感じのバランス。
ミステリーというか館モノというかFate以降すっかり超人バトルがメインになっちゃったのでこういう切り口は久々で面白かった。
ミステリーかと言われるとそれっぽい空気が出てますが推理要素はほとんどないですが。途中までのミステリーな雰囲気は良い感じ。
単巻完結式なので綺麗にまとまって読後感もよくてすっきり。続巻も出るらしいので楽しみです。
いつまでも続けられていつでも終わらせられる形式なのでどんどん出しちゃってほしい。 -
魔術関連の薀蓄多めでこういうタイプのミステリーかといった程度。プロフェッサーカリスマさんの有能さに関しては期待通り堪能できたかと。
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大味になってしまった「Apocrypha」に較べて、こちらは正統派なFateシリーズの外伝という感じ。
スケールは大きすぎず、それでも魔術ネタがふんだんに盛り込まれていて、まさにこういうスピンオフを読みたかった。
ロード・エルメロイⅡ世のキャラクターも魅力的だし、2巻を楽しみに待つ。 -
そういう設定があることは知っていたけどこうして公式で時計塔で頑張っている姿を書いてもらって、本当に嬉しい。相変わらず魔術師としては二流、だけど指導者としては優秀。もちろん本人にしてみれば歯がゆいことこの上ないのだけれど、それでもそれなりに認められているであろうことがとても、嬉しい。
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Fateの世界観知識があることが大前提なので、それ以外の層には勧めにくいんだけどミステリとしてすごく面白かったしキャラ物としても素晴らしい。
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時は第五次聖杯戦争の少し前。
ロード・エルメロイII世ことウェイバー・ベルベットは、義妹ライネス・エルメロイ・アーチゾルテからとある依頼(不可避)を受けていた。
剥離城アドラと呼ばれる場所で、グレートビッグベン☆ロードスターが魔術師の遺産相続に関わる謎に挑む。
格好良い!
他の作品にもチョコチョコとは出てきたプロフェッサー・カリスマ。
魔術師としてはパッとしないものの、Fate/Zeroから10年の歳月を経てクールに成長してます。
可愛い弟子のグレイちゃん。
師匠と違って戦闘力が高いらしいけどどんな戦い方を?
なんて思ってたらあんな秘密が!
虚淵玄の解説でも触れられてますが、『シリアスな』ルヴィアも登場!
物語を華麗に彩ります。
文章も読み易いです。
ただ、P305のルヴィアがトロイの木馬に潜んでた人達について言うセリフ、「名だたる英霊」は「名だたる英雄」の方が良かったと思います。
その当時は生きてたわけですから。