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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4562474162210
感想・レビュー・書評
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オーストラリアの作品で、今日終わりがやってくるとわかっている日からはじまる。
死ぬ日は誰にもわからないけど、その日に終わりがやってくるとわかってたらどうやって過ごすだろうか。
多くの人が思いつく限りの欲を満たそうとするだろうか。
特別なイベントを行おうとするだろうか。
しかし、人間の欲やイベントはまたやってくる明日、これからに続くことに根付いたものに立っているものであり、最後の日に慌ててそれを行なってなにかが満たされるわけではないように思う。
最期の日はおそらく遺書に似ていて、そこに美味しい肉が食べたかったとかもっとお金が欲しいとか書く人は居ないはず。未来の話ではなく、自分が生きてきた人生の反省や感謝に終始するはずだ。
その日がいつであるのかわからないで生きていく僕らは日々、その日であると考え、今、ある有難さをもたらしてくれる人やなにかに感謝を伝えておくべきだとそんな風に思った作品だった。
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人類滅亡、地球滅亡までの12時間に、人は何を想い、どう動くのか、SF映画でありながら、派手さのないタッチの中に人間の本質が様々な形で示される。
実際自分だったらどうするのかと考えさせられる作品に仕上がっている。