- Amazon.co.jp ・電子書籍 (75ページ)
感想・レビュー・書評
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引き込まれる文章だった。短く簡素なのに。
それを読んでしまったあとでは、感想を書くのが嫌になる。誰かに比較され、評価されるわけでもないのにね。
いつのまにか、表現することについて、自分と向き合っている。読む前はこんなこと思うとは想像もしていなかった。 -
お上手です。
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著者の本を読むのは初めて。戦略高い彼女のこと、どうせ妙齢女性の人生チラリズム路線で男の気を引いているだけでしょ、と思いながら読んでいたが、あにはからんや、文章に独特の質感があって驚いた。柔らかい小雨のような文章。内容も時折冷徹な分析が混じり、この洞察力にも驚く。対談も収録されていて、ここで見られる彼女の反射神経の鋭さは、TVでもお馴染みの風景。しかしこの人、既にかなり沢山の著書があるのね。
印象に残った台詞;「でも、SNSやツイッターがあって、私は本当によかったと思っているんです。薄まっていく人たちはとことん薄まっていけばいいんですよ。(中略)私は悪しきものとしてあって正解だと思います」こういう腹黒さが垣間見えるところも魅力になっている。 -
グラビア付電子書籍オリジナル。
「壇蜜日記」執筆のきっかけとなった月刊文藝春秋「この人の月間日記」、「壇蜜日記」をテーマに撮影された週刊文春グラビア「原色美女図鑑」+セクシーアザーカット、週刊文春「阿川佐和子のこの人に会いたい」、桜木紫乃との対談「魅せる女の流儀」など。
「壇蜜日記」執筆のきっかけとなった「この人の月間日記」が、自然でさりげなく、とても面白かった。
(電子書籍 kindle) -
日舞坂東流の師範の資格を持たれていることは有名ですが、長唄による稽古にこだわったそうです。文章にリズムがあり、巧みで、個性があるのは、その素養にも由来しているのかと思いました。
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『壇蜜日記 0(ゼロ)』に綴られた1か月の日記もそうですが、阿川佐和子さんや桜木紫乃さんとの対談記事を通じて、壇蜜さんの優しさ・生活者感覚・覚悟を知り、ますます惹かれました。
「壇蜜は、齊藤支静加がサービス精神を持ったもの」「わかってもらえなくて当然だし、わかってあげられなくて当然だと思えば、大抵のことに腹は立たない気がする」「なんというか、判例になったらいいなと思っています」
『壇蜜日記』に触発されて、毎日、日記を綴り始めて今日で118日目。
日記を綴ることで一日では表現しきれないことを伝えることができたり、多々の寄り道がある日常を通じて自分の拠り所を実感できたり、一日として同じ日はないことに感謝の気持ちを抱いたり、多くの発見がありました。 -
文庫書下ろしの『壇蜜日記』執筆のきっかけになった、文藝春秋に掲載された一ヶ月日記を収録。どちらかというと、作品化を意識しないで書いたこちらの方が面白い。他には阿川佐和子、桜木紫乃との対談が二本。今後も脱ぐ才女として、息長い活動を望むものである。