フルサトをつくる 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 田舎に今の住居とは別に拠点を作ろう、という本。田舎は家や土地が余っているため、低コストで新しいことが始められると。それにいざという時のセーフティネットにもなる。根底に漂う思想が半脆弱性的で、主張そのものは間違っていないと思う。

    ただし、俺のような普通の会社員が実践するにはハードルが高い。すでに都会から人がやってきていて活発な田舎へ遊びに行く程度ならともかく、年に数ヶ月滞在するというのは現実的ではない。都会で金を稼ぎたくなったらいつでも仕事を見つけられるような人でないと難しいだろう。

    おそらく本書における多拠点生活を体感したければ、Airbnbを使うのが手っ取り早いように思える。というかシステム化し商売にしたのがAirbnbと言っていいのだろう。こうなると普通の消費とあまり変わらなくなってしまうが。

  • 和歌山熊野にて多拠点住居をスタートさせた作者達よる多拠点居住という住み方の提案書。このようなセカンドハウス、古民家再生的なものは一度してみたい。

著者プロフィール

伊藤洋志
個人のための仕事づくりレーベル「ナリワイ」主宰。1979年生まれ、香川県出身。京都大学農学部森林科学専攻修士課程修了。個人が身一つで始められ頭と体が鍛えられる仕事をナリワイと定義し、研究と実践を行う。主な著作に『ナリワイをつくる』『イドコロをつくる』(いずれも東京書籍)。「遊撃農家」などの個人のナリワイとチーム活動による野良着メーカー「SAGYO」のディレクター、「熊野マウンテンビル」運営責任者などの活動に加え、タイアカ族の山岳村落の学術研究プロジェクトにも参画する。

「2023年 『山岳新校、ひらきました』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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