モンテ・クリスト伯 6 (岩波文庫) [Kindle]

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  • この巻きでダンテスは急に「神の御意志」を連発するようになる。
    あれだけひどい目に遭って信仰を失わなかったのはすごいことだが、個人の復讐を神の御意志にするのは、ちょっと傲慢な気がした。
    人が人を裁くことを「神の意志」といった過去の時代、
    今の国際政治ですらその気配があるけれども
    人をして神の意志が発動する場合においても
    もっと滑るように、ナチュラルにそれが為されるはずだと
    クリスチャンの私は思うのであった。

    それとユージェニーの同性愛的傾向。
    この時期同性愛が描かれているというのはなかなか珍しいのではないかしら。
    そうでもないのかしらん。

  • ゆっくりと育てた復讐の果実を味わう時が来た。しかし、ダンテスの胸には葛藤が生まれ・・・。まだ一巻あるのに、この巻で重要な復讐を成し遂げてしまう。しかし、まだまだ話は続くのだ。
    ダンテスがメルセデスに贈るささやかな贈り物が素晴らしい。それを贈る時の言葉が美しく、ここまで読んで良かったと、心から思う。

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著者プロフィール

1802-70。フランスを代表する小説家・劇作家。生涯に長短合わせて250篇あまりの作品を書いたとされる。主な作品に『コルシカの兄弟』『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』『三銃士』『ブラジュロンヌ子爵(鉄仮面)』『ダルタニャン物語』『王妃マルゴ』『王妃の首飾り』など。

「2016年 『ボルジア家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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