ダブルギアリング 連鎖破綻 (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
4.00
  • (4)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 45
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (352ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • Amazonで開催されていた角川書店のkindleフェアで見つけて即購入。
    あっと言う間に読み切ってしまった。

    時間軸で言えば、真山先生の代表作である「ハゲタカ」よりは前の作品ではあるが、ご本人も言及されている通り、そのストーリーやキャラクター作りには、その特徴が出ていると思う。金融知識と危機を巡る人間ドラマは必見で、手に汗握りながら、一気に読める作品に仕上がっている。

  • デビュー作がこのレベルとは、恐るべし推敲したいところあるだろうが、緻密にプロットされた展開で、圧倒的な緊迫感である。ハゲタカに相通じる部分もあるが、キャラのたち方が半端ない。キャラを使い切るところも素晴らしい。
    尻切れとレビューする人もいるだろう。しかし、ビジネスという土俵では落ち着くところに落ち着くまでがストーリーなのであり、プロジェクトXなのである。
    顛末は平凡でも道のりは険しいというのがビジネスだと思う。
    社名が露骨過ぎてちょっと違和感があるが、それでも十分読み応えありです!

  • デビュー作だけあって、非常に力が入っているのがわかる。相当細かいところまで工夫が凝らされているうえ、人物造形も大変面白い。すでにこの頃に、ハゲタカの人物造形の基礎ができていたことがわかる。
    プロットが余りに直球すぎるのが残念だが、これはこれで安定感があってよいとも思う。

著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

真山仁の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×