思い出のマーニー [DVD]

監督 : 米林宏昌 
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
3.43
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本棚登録 : 1129
感想 : 205
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241756909

感想・レビュー・書評

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  • 女の子の友情、家族愛、ほっこりするストーリー。最後は、ああそういうことね、と。主人公の思春期真っ只中の周りが見えてないあの感じ、自分にもあったなぁ。

  • 原作のイギリスだからこそ成り立つ微妙な空気感を、無理に日本に焼きなおす必要があったのだろうか。
    マーニーの容姿が原作通りのままなので、杏奈の目が青みがかっているという設定にされている。
    屋敷を外国人が使っていたという設定にするよりも、
    舞台をイギリスのままにするか、マーニーも日本人風の容姿にしても良かったのではないのか。

    原作でもアンナは心を開けず可愛げがない女の子ではあるのだが、
    それにしてもこの杏奈は可愛げがないというより
    普通に失礼で小生意気という印象を受けた。

    原作でいうサンドラであろうノブ子もアニメではずっと親切で、
    杏奈の方がただ我慢のきかない我儘な子供のように見えた。

    風車の恐怖もサイロと風に置き換えられイマイチだったし、
    マーニー自身の他ワンタメニー(十一)、エドワード(和彦)の魅力が
    殆ど描ききれておらず、原作を読んだ時ほど伝わってこない。
    マーニーとの逢瀬のわくわく感、背徳感がまったくなかったのが残念。

    リンジー家との交流が温かく、何よりリンジー夫妻が
    大人としてアンナに交わってくれ、アンナが徐々に変わっていき
    プリシラたちと本当に打ち解けていく過程が見どころだと思うのだが
    その辺りの描写は全く無かった。
    プリシラポジションの彩香がちょっとおませで微妙な感じで
    ぐいぐい関わってくるだけで、不思議なあの空気感も無い。

    杏奈に対する大岩夫妻の感情などもぽっかり抜け落ちており、
    アンナが人との付き合い方や蟠りをなくし心を開けるようになるのが
    ただマーニーとの夏休みの冒険、不思議な体験
    としてしか描かれておらず、原作を読んでいる人からすると非常に浅く
    ふわりとなんだか不思議な体験をしてちょっと変わった、程度にしか
    受け取れず、
    アンナが元々ミセス・プレストンのことを愛していて
    でもうまく打ち解けられなくて、というところがクリアになって
    自分から手紙を出したり甘えようとしたりという描写も不十分だった。

    原作を読んでいる時にも、補助金をもらっていることが何故ショックなのか
    いまいち共感しきれなかったのだが
    アニメ映画だと描写が不十分なので余計に不明だし、
    頼子が謝るというのもなんだか変に思った。

    全体的にキャラの魅力が浅くストーリーも掻い摘みすぎており
    原作の魅力が描かれているとは言い難い。

    ただこの映画だけをなんとなく見る分には、悪くはないのかもしれない。

  • 米林監督は、光の配置がキレイだ。
    そして今回から、ごはんが美味しそう!

  • 映画館

    観た後に、なんだか無理やり納得させられた感がある。
    のぶこちゃんは器が大きすぎだし、初期のTVCMを裏切らない内容だったと思います。

  • 最初から暗い雰囲気。主人公にあまり感情移入はできなかった。我儘だし。自分のことが嫌いって言ってるのも、うん、わからるよって感じ。私もあなたが嫌いです。

    マーニーかわいかったなぁ。喋り方が棒読みっぽかったのが気になったけど。

    オチは前半で予想できる。
    話が進むにつれて百合具合が激しくなる。別にいいけど女友達とベタベタするのが好きじゃないので嫌気がさした。

    アンナが暗くなるきっかけになった補助金の件も彼女がマーニーに話した途端、最後にしっくりいかない所に収まるし。
    んで、それがすごい秘密て。小中学生にとってはそうなのか?

    結局何が言いたいのかは私にはわからなかったけど、湿地やその向こうの屋敷がステキだった。
    (160812)

  • オープニングの列車が、彼の地に着いた俯瞰のシーン、よくも悪くもそこだけ泣けた。
    オチは分かりやすすぎてもどかしいくらいだったかな。

  • 映画館にて。主人公である杏と、記憶の存在であるマーニーが主軸。杏とマーニーの心の壁の部分の落差に、ただ杏のわがままとしか捉えられず、モヤモヤします。幼心の、外でしか物事を見られない稚拙さは理解できるとしても、この原因で全てを引っ張っていくにはやっぱり欠けるものがあるように感じます。でもマーニーが実は、と知るところや主題歌のプリシラアーンが唄う曲は素晴らしい。

  • ちょっと期待しすぎたかなあ。キャラクターの動きが不自然で気になってお話に集中できなかった。

  • いまいち。これまでの宮崎アニメと比べると圧倒的にキャラクターが地味だし、シナリオに起伏もなく、感動が薄い。驚きもなく、見ていると眠くなってくる。ただ、音楽はいいし、作画はきれいで、マーニーはかわいい。それでいいじゃないか。

  • 秘密の花園的な。。

著者プロフィール

米林宏昌 1973年、石川県生まれ。1996年、スタジオジブリに入社。『千と千尋の神隠し』『崖の上のポニョ』など多くのアニメーション制作に携わり、『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』で監督を務める。2015年よりフリーとなり、スタジオポノックで制作した『メアリと魔女の花』、短編作品集『ちいさな英雄』の一編で監督を務める。

「2022年 『はるのにわで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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