切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人 「刑事犬養隼人」シリーズ (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
3.85
  • (14)
  • (42)
  • (22)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 260
感想 : 36
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (324ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 臓器移植×切り裂きジャック。
    犬養刑事が主役の本格ミステリ。

    荒川署の目の前にある公園で
    あらゆる臓器を摘出された死体が見つかる。

    事件は連続殺人事件の様相を呈し、
    刑事犬養隼人が
    コンビを組んだ古手川和也と
    事件を追う。

    臓器移植、
    脳死、
    英国で起きた切り裂きジャック事件などの
    問題をからめながら、
    フーダニット、ホワイダニットを
    追い求めるミステリ。

    前半で日本における臓器移植の是非なども語られ、
    そこら辺が事件にからむのかなとも思いつつ。
    ラストは二転のどんでん返し。

    ホワイダニットが
    どうも少し弱い気がして、
    二転は素晴らしいが、
    尻すぼみな印象だった。

著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中山七里の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×