ゴーン・ガール(初回生産限定) [DVD]

監督 : デイビッド・フィンチャー 
出演 : ベン・アフレック  ロザムンド・パイク  ニール・パトリック・ハリス  タイラー・ペリー  キャリー・クーン  キム・ディケンズ 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.66
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本棚登録 : 431
感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142065919

感想・レビュー・書評

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  • アメリカ・ミズーリ州。幸せに満ちた理想的な結婚生活を送るニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)だったが、結婚5周年を迎えたその日にエイミーの姿が忽然と消える。
    家には争った形跡があり、さらにキッチンからエイミーの大量の血痕が見つかった。警察は失踪と他殺の両面から捜査を進めるうちに、アリバイがあいまいなニックを疑う。
    美しい若妻が失踪したこの事件は注目され、報道は過熱、ニックは全米から疑いの目を向けられカップルの知られざる秘密が明るみになる……。
    完璧な妻エイミーに、いったい何が起きたのか?
    ギリアン・フリンの同名小説を映画化したサスペンススリラーの傑作。
    失踪したエイミーを探す手がかりを掴むために、ニックはエイミーが残した結婚記念日のプレゼントに導く手がかりをたどっていく中で、エイミーの隠された過去や本性に気づいていくサスペンス、エイミーが幸せな結婚生活の中で失業をきっかけにニックに対する不満を募らせていき密かに恐ろしい企みを計画していたことやニックが密かに浮気していたことなど登場人物の隠された本性が徐々に明らかになるにつれて予想外な方向に突き進んで衝撃的なオチにたどり着いた時に見えるのは、お互いに相手の理想像を演じ「どういう相手と結婚したと見られたいか」という肥大した自己愛を投影している夫婦の現実、そして「自分は恋人や妻の本性を本当に見つめているだろうか」という問いを自分に問いかけたくなり、背筋が凍りつくデヴィッド・フィンチャーの最高傑作です。
    ワイドショーやSNSによってニックに悪いイメージが付けられ追い詰められていく展開もスリリングでした。

  • 怖ッ。

    デビッド・フィンチャー監督らしいゴーン・ガール。

    何これ、怖いよ。
    劇中では失踪した奥さんを探すというストーリー仕立てですが
    見ている我々には完全にホラーですよね。
    常軌を逸した奥さんの行動が怖すぎます。

    お、おいそんなんで帰ってくんなよぉぉぉ。

    究極の自己中。

  • 2014年12月公開
    監督 : デヴィッド・フィンチャー
    ==
    失踪した妻を探す夫が、徐々に事件の真相に陥っていくお話。

    さすがフィンチャーさん。
    よくできたサスペンスでした。
    セブンやドラゴンタトゥーよりもさらに陰湿で、
    心理の深淵、恐怖の描写が空恐ろしく、
    人は愛した人をそこまで憎めるのかという、
    人間の業のお話だと思ってみてました。
    そこに評判、名声、経済性が絡まって…

    妻役のロザムンド・パイクの表情が
    冷たすぎて、ぞっとする感じで、グッド。

  • 「異性がわからなくなるとき」というお題の読書会で、是非にと勧められて観る。
    いかにも米人女性的な "She does anything to get paid attention"なサイコパス、
    ここまで行くと、オカルトか?と。

    自分の美しさ?気高さ?完璧さ?の演出のために、寄ってくる男をレイプ犯やら殺人犯やら監禁犯罪者に仕立て上げる。
    その底には、何においても他のだれよりも素晴らしくあれと”強要”されて育ったひしゃげた精神が透けて見える。ちょうど話題の、豊田真由子さまの生い立ちと重なるような。

    びっくりするのは中盤、観客にはサイコパス・エイミーの種明かしがされるくだり。
    別の役者さんか?と思うほどの変貌を見せる。
    正直、ぜんぜん美人ではない。
    コワ可笑しい。
    この落差が、挙句に人殺しまでやっちまうブチ切れ加減をも納得させてしまう。

    いっちばん怖いのがメディアや捜査官。
    印象だけで簡単に決め付けてしまうメディアと聴衆、その流れに押されるように、サイコパス・エイミーの話の多々ある綻びに目を向けようとしない男性捜査官たち。

    女性捜査官はクサいと思ってるし、エイミー逃亡中の無教養な隣人女性は本性を見抜いている。
    同性は、近くで観察してればわかるんだよね。

    だが、男たちはヤな奴だと思われたくない。
    だからわからない、わかろうとしない。

    その際たるものが夫?
    結局はエイミーの罠にどっぷり浸かっていくんですわ ...

    夫役はベン・アフリック。
    ブッシュ時代は熱烈な民主党支持者として積極的に活動する一方、JLo(ロペスね)との熱愛・アル中治療で病院出たり入ったり、とお騒がせ俳優だったけれど、すっかり落ち着いてイイ人な雰囲気。
    彼の良い夫フェロモン抜きでは成り立たない映像。
    女優は若いときが勝負だけど、男優さんは40過ぎてからだね〜としみじみ思ったり。

  • 作品を見終わった後に真っ先に確認したのは監督及び脚本が主演のベン・アフレックではないか?と確認した。まさか彼の体験談?みたいな感じで!一度見た限りではまるで穴が見つからない。この作品は正直嫌いだが、出来がいい!必死に穴探しをしたが完璧に近かった。

    でも、最後の殺人の家の中の防犯カメラには絶対に穴がありそうな気がするんですけどね~

    「ゴーン・ガール」
    https://www.youtube.com/watch?v=ONGfcMut_y0

    アメリカ国民のほぼすべてを味方にして、夫に浮気の代償を支払わせようとする悪女!それがまた緻密な計画で徐々に追い込み、知恵者弁護士を味方に引き入れた旦那をアメリカ中の悪者としていく。最後は弁護士が最低線であきらめざるを得ない状況に!

    久し振りに嫌いな女を見たわ~wwまさにキャッシー・ベイツに匹敵…いやそれ以上?w

    https://www.youtube.com/watch?v=uzv28ODzW8I

    さすがにジェームズ・カーンはやられっぱなしでは終わりませんでしたけれども、ベン・アフレックですからね~ボコボコニやられていたわwwそれにしても賞レースの俳優として縁のない彼ですが、多くの賞に顔を出した作品ですが主演男優賞にはやはりかすりもしなかった

  • いやー 
    女は怖いね。ってこと。

  • DVDでまた観てみた。

     完全主義者エイミー(ロザムンド・パイク)は常に計算づくで動くが、一点の狂いによって意外な展開をもたらす。ここが見どころなんです!予測ができないストーリー展開のサスペンスとして退屈しない映画だった。 完璧主義のエイミーにとっては結婚相手がデジー(ニール・パトリック・ハリス)ではなくニック(ベン・アフレック)となるのは彼女が恋愛至上主義者だからだ。しかし、完璧主義と恋愛至上主義は相反して両立しないものなのだ。

      幼い頃から完璧主義を貫いている(実際には親からの半ば強制のようなものだが)、彼女の行動は一貫してブレることがない。しかし、自分の意思とはかけ離れた部分での完璧主義なのであり、仮想された自己からは何も得られない。

     ナルシストで完璧主義者の結婚は恋愛のゴールでない。完璧主義者であればデジー(元彼)を選び、恋愛至上主義者であればニック(旦那)を選ぶことになる。しかし、ニックを結婚相手に選び矛盾が応じてくる。

     完璧にして人並みの幸せな結婚なんて無理なのだ、それって、多くの矛盾を含んでいるでしょうし、何処かで妥協しなければならないのだと思う。例えば、不細工なデジー(個人的には不細工であるとは思わなかったが…。)であれば不細工を我慢するとか、ニックの優しそうな雰囲気を求めるのであれば収入の面で我慢をするとか考えないと整合性が取れない。

     『完璧主義者』は病理を生み出し、精神的な圧迫を受けているとも取れた。そう考えるとエイミーが悪い女だとは思えなくなる自分にも病理的な部分を

  • 宅配レンタル>(待望。やっと観れたw)2014年米。
    怖っ!!!こんな切れ者の妻要らない。。
    愛って狂気。夫婦関係って脆弱。
    中盤~割と早い段階でネタバレしちゃうんで、あぁそうなのかぁ~と納得してたら、違う展開が割り込んでくるんで、これって一体、どんな落とし所!?と結末が全く読めなかった。。こんな顛末とは…(^^;)
    女怒らすと怖いわよ☆と言わんばかりwの冷た~い表情の美人妻エイミー(ロザムンド・パイク)も圧巻だったけど、何でも妻の言いなり、逆らえない情けない夫ニック:ベンアフが何より良かったわww

  • ベン・アフレック、ロザムンド・パイク共演のサスペンス。前半と後半で物語は大きく変わる。キリっとした眉毛が印象的なパイクが演じるエイミーの狂気に心底震える。しかしオチがなんとも言えない。後味の悪さだけが残った。

  • 想像を超えたストーリー展開。ぞっとするほど面白い。

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