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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988104095787
感想・レビュー・書評
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新米刑事が混み合うバスの中で持っていたコルトをすられることからドラマは始まる。自責の念に駆られ、焦燥し、執念で犯人を追う新米刑事を、俳優になって2年目の三船が熱演します。でも、このドラマ、志村喬演じる先輩刑事に惹かれるところが大きい。コルトで犯行が起きると、「コルトがなくてもブローニングで殺ったさ」といい、犯人に同情すると、「一匹の狼のために傷つくたくさんの羊を忘れちゃいかん」と諭す。自宅に招き食事をさせて、テンパった新米を落ち着かせる。満員の球場で咄嗟に捕まえようとすると、「君は犯人しか見えないのか」と言い、観客の巻き添えを避け、犯人を外に出させる。さりげなくフォローし、親身にアドバイスをくれる理想の上司でした。近年の組織はフラット化し、ギスギスすることも増えました。過干渉に思えても、ハートに愛がある上司の元で育つ部下もいたものです。
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黒澤明監督が初の本格的な犯罪サスペンスに挑んだ意欲作。
徹底してディテールに拘った周到な脚本とどこまでもリアリズムを追求した演出で高い緊張感が全編を支配する。
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