FURY / フューリー [DVD]

監督 : デヴィッド・エアー 
出演 : ブラッド・ピット  シャイア・ラブーフ  ローガン・ラーマン  マイケル・ペーニャ  ジョン・バーサル 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
3.38
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本棚登録 : 278
感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462098054

感想・レビュー・書評

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  • 『フューリー』がエンタテイメントとして素直に面白い!と言いにくいのは、善良な青年が24時間の間に戦場の異様な体験を通じて文字通り『殺人マシーン』と化すまでの通過儀礼を描いた作品で『フルメタルジャケット』と同種の映画であるからなんだけど、フルメタのような『戦場の狂気』を正面から描いた作品と違うのは『戦争では人間性を失ってマシーンにならないと生き残れない』と語っているとともにラストで『しかし全員がマシーンになってしまったら誰も生き残れ無かった』という戦争の中にある人間性の肯定をも同時に描いている所なんだよね。

    そして最後の戦いに赴くフューリー隊の行動は一見『ゼロ戦特攻隊のような平和の為の自己犠牲賛美』にも見えるんだけど、戦場で人間性を失い、償いきれない罪を犯し続けた男達の贖罪ゆえの行動としても捉える事ができて、米国は戦争の意味と犯した自らの罪に対して自覚的に考え悩み続けているよな…と感じる。

    『戦争の英雄』は同時に『捕虜を後ろから撃ち殺す狂人』でもあったと描き、人間性を失った英雄達は戦場で自らの命を差し出し玉砕死するしか無かった、しかし後世の人間達は彼らの事を『英雄』として語り継いでしまう皮肉…!

    自分にとって『フューリー』はそんな映画に思えた。『戦場の英雄』ってのはつまりそういうことなんだよ…と突き放して描いている部分が日本映画では描けない領域なんだよなぁ。

    日本で『フューリー』撮ったらブラピが本国に残した嫁や子供の顔を思い浮かべながら特攻して、新兵を『お前が戦後のアメリカを立て直すんだ』と逃がす映画になるんだろうね…;

  • 今の人たちは戦争を知らない世代と言うが違うんじゃないかな
    世界では至る所で戦争をしていてこのように映画にすらなっている、情報はネットで流され見たければ「イヤ」と言うほど見れる
    私も含め大抵の人々が対岸の火事と決めつけ日本の平和を信じている
    平和を信じることには何のわだかまりも疑いも無い、ただ 先人達憎しみは忘れても流した血と涙の意味を忘れずにいたい。

  • アンジーが無知ぶりを発揮して反日映画を作って以来はどうも旦那に対しても否定的になっているのかもしれない。それにしてもブラピの作品は年々面白みが感じられない。昔の頃の方がインパクトあったし、見直しても面白く感じるのだが、近年の物に役者としての変化をどうしても感じられない。

    「FURY / フューリー」
    https://www.youtube.com/watch?v=ZnHfXeIf7dA

    一番に思うのは指揮をとる隊長としての風格がない。台詞が格好良くても重みを感じられない。エンディングの「お前はヒーローだ」に疑問を感じる。最後のシーンはあくまでも無駄死にしか感じられない。仲間から作戦は?と聞かれたがただの特攻にしか感じられない。これを美学と感じる時点でおかしいような気がする。仲間の命…後ろに控える部隊の仲間を救ったといえば格好はいいが、軽装のSS部隊を相手にするのであれば後続と連携するのが最善だと思う。

    目の前の長年一緒にいる4人の仲間の命を守ることができない隊長など糞にしか感じられない!こんなものがアカデミー賞最有力候補など笑わせないでほしい。

  • 戦争の悲惨さ、人間の愚かさがよくわかる映画。ただ、ナチス憎し、が全面に出過ぎているのが、個人的には気に入らないが、アメリカの映画なので致し方ないか。
    また、この映画を観て、この5人を英雄として格好いいと思うような、人間にはなりたくないな、とも思う。

  • 久しぶりに見る戦争映画。最初はぼーっと見てましたが、軍曹がノーマンに捕虜を殺させるところから面白くなってきました。

    ノーマンがピアノでマリアの子守唄を弾いて、エマが歌うシーン。
    戦車同士の撃ち合いのシーンが個人的に一番盛り上がりました!実際にティーガーを使っているそうです。一番の見せ場ですね。

    ラストはミストを思い出させるような情景に何とも言えない気持ちになりました。

    戦争映画には詳しくありませんが、孤立無援で圧倒的に不利なのに戦う姿や最後に見過ごされるシーンは納得出来ませんでした。


    ブラッドピットの演技は素晴らしいです。

  • 1945年4月、アメリカがドイツを侵攻していた
    戦車部隊のフューリーと名づけた戦車で戦う
    ドン・“ウォーダディー”・コリアー(ブラッド・ピット)
    ボイド・“バイブル”・スワン(シャイア・ラブーフ)
    トリニ・“ゴルド”・ガルシア(マイケル・ペーニャ)
    グレイディ・“クーンアス”・トラビス(ジョン・バーンサル)
    の4人
    死んじゃった副操縦士の替わりに戦車家族に加入するノーマン・エリソン(ローガン・ラーマン)
    初の戦場で戸惑うノーマンに生死を教えるドン
    ノーマンは家族になれるのか!?
    5人は生きて帰れるのか!?
    今作も擬似家族ドラマ、戦車内北の国から
    POV演出はなく、目線は戦車から外を見る小さな窓からの景色
    今作ではカメラの動きとか独特な演出は弾が行き交う描写が特殊で敵と味方で色が違う
    ミリオタから酷評されることは想像できるけど、わかりやすいのでオイラは歓迎
    戦車の素手ゴロな戦闘シーンにビリビリと興奮しちゃう(漫画「沈黙の艦隊」を思い出した)
    押井守監督作バリの車内での会話シーンは今作は特にというより、舞台が車内なのでずっと車内シーン
    ゴア描写は同年に作られた「サボタージュ」のほうがたっぷり有り〼
    なんか、大雑把というか大味というか豪華な戦争映画の印象
    コレがオスカー狙ってる映画?とも思っちゃたりする
    「プライベート・ライアン」の戦車版つーか
    クーンアスがジョン・バーンサルって「ウォーキング・デッド」のショーン役の人で彼をみるとショーンをひきずちゃって、ハラハラした
    ゴルドはマイケル・ペーニャなので安心のペーニャ印
    やる気を出したシャイア・ラブーフが風呂も入らずバイブルを演じた結果の出来。「イーグルアイ」のシャイアとは別人だ
    ノルマンディ上陸作戦の翌年設定なので「プライベート・ライアン」より後の時間軸で「父親たちの星条旗」と同年設定
    「イングロリアス・バスターズ」と「プライベート・ライアン」は同年設定だったのか
    戦争映画として勧めるかっていうと「プライベート・ライアン」「ブラックホーク・ダウン」「スターリングラード」には敵わない

    Fury (下高井戸シネマ 31/03/'15)

  • 戦車に特化した戦争ものというのは珍しい。ラストの戦は壮絶。

  • ブラピがかっこい~~映画
    戦争詳しくないから専門的なことは全然分かんないけど戦車で戦うのめっちゃドキドキハラハラした

  • 仲間の死は辛くて悲しいけどナチスはひどい奴らだからいくらでも殺した方がいいよねっというかなり一方的な見方のように思えた。
    悲惨さをみせるのにグロさってあんまり関係ないような気もするなー。どういった思考で作られた作品かはわかりませんが。

  • BSプレミアム録画>内容がお粗末。。
    ただブラピを格好良く映したいだけじゃん(-_-;)…
    間違って配属された青年・新兵の成長物語みたいな。。
    ラスト、戦車の故障→何で部下を逃がして自分1人だけ残って犬死すればいいのに…
    自分の一存で部下を(ムリヤリなパワハラ圧で)道連れにしてったのには不満が残る。
    戦争に綺麗も美学なんてもんもないんだけど、何だかイマイチな話。
    戦闘シーンはなかなか壮絶でエグい。

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