相田家のグッドバイ Running in the Blood (幻冬舎文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ある夫婦が結婚をして子供を育てそして最後の時を迎える。それを息子の目から語っています。私ももう父母を送っていたのでなかり感情移入して読みました。途中苦しくなったり涙したりしながら・・・・。今この本に出合えて良かったと思える一冊でした。20代に読んでいたらこんなに心に響いて来なかっただろうなと思える本でした。

  • いったいどんな話なのか分からず、でも、書かれている家族のあり方が面白く、共感もし、あっという間に読みました。

  • 実家で読み始めて一気読み。
    元気なうちにもっと親と向き合わないといけないなと感じて、たくさん小さいころの話をした。

  • 世代的には主人公が自分の親世代位なので、主人公の親の描写が、自分の祖父母と被ることが多かった。父親が自然体で教養があるのに対し、母親はそれに対するコンプレックスを持ちつつも、無意識に対抗しないようにしているように感じられた。
    うちも、祖父がインテリ趣味で、クラシック音楽や古典文学にとても詳しかったらしいのだが、私が幼い頃には既に一通り楽しんだ後だったらしく、実際に音楽を聴いたり本を読んだりするところを見たことはなかった。一方祖母は読書家を自称してはいたが、読んでいるのは歴史小説やスピリチュアル・自己啓発系が多かった。それと似ている気がする。

  • この本を担当した編集者は「家族小説」というジャンルをつけたらしい。自伝的私小説っぽいけど、森博嗣とは少し違う、でも登場人物たちには近しいものを感じる。
    最後の一文は、いろいろな解釈があると思うけど、少しいじわるにも思えたり、ほっこりさせられたり。Running in the Bloodという英語タイトルの意味を考えさせられる良い終わり方だったと思う。

  • 2016/9/20 幻冬舎電本フェアにて¥626を¥356にてDL購入。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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