監視官 常守朱 コミック 1-6巻セット (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 4
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感想・レビュー・書評

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  • 家族に勧められて読んだ。

    舞台は近未来の日本。シュビラシステムで全国民のサイコパスを数値化し、管理しているという世界設定。
    しっかり世界が作りこまれているので、私は難なく入り込めた。うまく言えないけど、この世界観を受け入れられないと、面白くないと思う。
    結構グロい描写あり。

    生きることに疑問も持たず、あるがままに生きている現代において、「選択すること」がいかに大切で、幸せなことなのか、を問いかけているように思う。

  • AIによる都市管理社会を監視官という立場から見渡せる構造になっていて、サイボーグ哲学の入門書的な役割も果たしているように感じた。生活行動への貢献はもちろん、思考や意識の統制にもテクノロジーを採用した人類が生態系としての退化をたどっている様を都市ジャッカーを通してシニカルに表現しているのが印象的で、作中にも名前が出たジョージオーウェルの、おそらく「1984」という作品を嫌でも想起させられた。人を脳と身体に分離させて考える事の線引きを改めて熟考する良い機会になった。ストーリーも悪くないが、そういった背景に着眼するとより一層面白い作品であると言えるのではないか。

  • アニメの2を見て、常守朱の途中まで読み、狡噛シリーズをちょっと読み…ってかなり順番バラバラになってしまったので今回、一から読み直そうと思いこちらのシリーズを。

  • うーん、やっぱり大好きこのシリーズ。アニメで見てるのにも関わらず興奮したもんな。シビュラは単純な潜在犯のみならず自らに疑問を呈す思考犯も裁いてると見えて、健康な市民の皆様は羊と化しております。そこで命の輝きを燃やす人たちははみ出し者にならざるを得ないのですが。世界観本当によくできており、如何様にも掘り下げられます。面白い。

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