インターステラー ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/3枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]

監督 : クリストファー・ノーラン 
出演 : マシュー・マコノヒー  アン・ハサウェイ  ジェシカ・チャステイン  エレン・バースティン  マイケル・ケイン  マッケンジー・フォイ 
  • ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
4.07
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  • (6)
本棚登録 : 1088
感想 : 191
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4548967169249

感想・レビュー・書評

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  • 好きな映画を見る事をDVDによる家シアター(笑)に徹して居る私が久しぶりに劇場に足を運びたくなった作品。

    物凄い奥行きを感じさせてくれるSF作品に出会えた印象でオープニングからエンド・ロールに至るまで飽きる事無く長尺な作品に魅せられました。

    相対性理論や5次元に対しての理解など全く理解できない私でしたが、作品の展開についてはそれなりに理解できたと思っています。

    母なる星‘地球’と人類の‘愛’の素晴らしさと意義を切々と説いている内容に感じました。やはり映画は劇場での鑑賞に勝るものはない事を改めて感じた次第です。

  • ちょっと長かった。。。“SFが好きな人”はたまらないんだろうな。逆に、“SFが苦手な人”にとっては、長く感じられる。

  • インターステラー
    映画館にて2014年12月29日観覧。

    植物が育たず、砂漠化が進む地球。宇宙飛行士を事故で引退した主人公と娘は農作業の合間、自宅に起きる奇妙な現象に気づく。そこから得た信号をもとにある場所へ向かうと、そこには地球を見限り、次なる安住の地を探すためのエクソダスを計画する組織があった。スカウトされる主人公。しかし冒険の先は土星軌道上にあるワームホールの更に先、未知なる宇宙。そこへ旅するにはコールドスリープを用い、数十年にわたる長い航海をすることになる。葛藤の後、主人公は遂に帰ることができるかどうかも分からない恒星間、インターステラーの旅へと出ることを決意する。

    現役の理論物理学者キップ・ソーンが制作に関わったと言うことで話題になった映画。劇中に出てくるワームホールやブラックホールの描写は最先端の物理学を下地にしているとのこと。NHKなどの宇宙ものドキュメンタリーで目にするあの形が迫力を持って描写されている。黒板にぎっしり書かれる数式は実際にキップ・ソーンが書いた物らしい。
    とはいえ、ロケット発射場と生活居住区が隣接しすぎていたり、着陸宇宙船が何の補助も無く惑星上に離着陸したり、劇中の設定には所々突っ込みたくなる所も多く、全編が物理学のバックアップを受けてすばらしい、というよりあくまでブラックホールとホワイトホールがキモといった所らしい。
    映像描写はすばらしく、ホワイトホールへの侵入や、ブラックホールを用いてのスイングバイを行うところはまさに圧巻。映画館で見ておいてよかったと思う。
    宇宙船の描写もなかなかのもので、ホワイトホール、ブラックホール、ロボットなど以外はCGをほとんど用いず、模型やセットを使って撮影したとのこと。ちらっとしか出てこないこれらの仕掛けもなかなか見所がある。

    ストーリー的には親子愛を軸にしながらSF的な仕掛けが随所にちりばめられていてなかなか楽しい。時空を超えて選ばれた者はだれなのか、その使命に目覚める主人公、ラスト付近で年老いた娘とまだ若い父親が再会するシーンは涙なしには見られない。一方で、相対性理論によって重力場のポテンシャルによって時間の流れが異なる結果による老化のスピードの違いという物語のキモの一つは、SF的な設定にある程度親しんだ人でないと分かりづらいのではないか、という気もする。時間の流れが遅くなってしまう理由とその結果についてはかなり長く前フリがあるものの、それでも少し分かりづらいかなと言う気はした。SF設定については他のSF作品を見たり読んだりするとより楽しめると思う。

    あとAIを搭載したロボット、TARSがかわいい。

    個人的にはもうちょっとで2001年宇宙の旅を超えることができたかもしれない映画として楽しめた。分かりやすさでは2001年を遥かに超えていて良かった。

  • 地球環境が変わって作物が育たなくなってきたため、別の惑星に移住する計画をNASAが密かに進行させていた話。

    宇宙での時間の流れが違うってことが、年の取り方の違いを見ることで分かるけど説明を聞いてもよく分からなかった。
    他にも3次元とか5次元とか、重力だけは影響を受けない?とか難しいところも多々ありましたが、ハラハラする展開が次々と起こって面白かったです。
    ちょっと長くて集中力は続かなかったけど。。

    今まで物理学のことなど論理的に話し合いをしていたのに、最後の方になって愛について語り出した時はちょっと違和感を感じた。
    色々計算して理論上成功出来る可能性があるから宇宙に来てるんじゃないんかい、と。
    親子愛は素晴らしかったけど、結局は更に高次元の世界にいる人達が上手いこと操作してくれたってことなんでしょう?

    映像はとても綺麗で迫力がありました。
    AIとのやり取りも宇宙兄弟のブギーを思い出したりして、ユーモア率の設定大事、と思いましたw

  • 移動中の飛行機で観たが、終わらずにその後の電車で続きを観終わる。

    観終わった感想は、非常にロマン溢れる映画だな、と思った。登場人物を取り巻く環境はとても「Romantic」とは言いがたい状況ではあるのだが、でも作った人は自分の『宇宙に対するロマンの全て』をぶつけたんじゃないかな。

    『Zero Gravity』と敢えて比較すると、『Zero〜』は宇宙空間での現実と恐怖(現実が本当の現実かどうかは別として)を描いたものであるとするなら、『Interstellar』は自分たちの宇宙へのロマンを余すところ無く描いた作品だと言えるだろう。

    地球が瀕死の状態、人類は近い将来絶滅するだろう、そのために一刻も早く新しい天体を見つけなくてはいけない、そんな時にワームホールが開いた、それを使って別銀河へ行って生命活動が維持できる天体を見つけなくてはいけない・・・

    こんな設定、厨二病の人間以外に作れるわけがない。脚本家も監督も、完全な厨二病でしょ。あ、どっちもクリストファー・ノーランか。脚本は弟のジョナサン・ノーランも入ってるね。じゃあ仕方ない。

    最後は結局惑星を見つけるんじゃなくて、スペースコロニーを作っちゃうわけですけどね。そのために必要だった重力問題の解を見つけるための情報が、時空を超えてきた父親からのヒントだった、というね。

    マシュー・マコノヒー演じる主人公のジョセフ・クーパーが、事象の地平線を超えた先で時空が捻れ、そこで過去の娘にヒントを与える、ってのも完全な厨二病の発想だよね。そして年を取って老婆になった娘と再会する、父のヒントから娘が人類の問題を解決し、そしてその娘の最後の瞬間に間に合う。これだけでも十分なのに、更にそこから「自分の恋人に会うことを優先して任務を疎かにした」アン・ハサウェイを助けに行くために、マシュー・マコノヒーが再び旅立つ、まで来るともう完璧です。

    確かに事象の地平線の向こうでは、アインシュタイン方程式も通用しないので何が起きているのか誰もわからないし、理屈の上では時空が捻れていても不思議じゃない。けどここまで想像をたくましくするってのが素晴らしいと思った。

    もちろんここまで全て褒めています。恋愛要素や親子愛も盛り込みつつ、それでいてオタク要素もたっぷり盛り込んでいる。飽きさせないし、軽いドロドロも恋愛、家族両方で盛り込んでいるところも素晴らしい。ロボットだって出てくる。足りないのはロボット兵器同士の戦闘くらいじゃねぇか?

    厨二病映画、オタク映画として、もっと高い評価が下されてもいいと思う。十分に褒めてますよ、マジで。『トップをねらえ!』に通じるところもあるし。

    ただね、純粋な宇宙映画としては、僕は『Zero Gravity』のほうが好きだったかな。

    ライトな宇宙オタクはとても楽しめるのではないでしょうか。

  • 好きで好きで!!!
    たまらない
    音楽も、孤独も、愛も
     「ユリイカ!」

    人が人らしくて、マットデイモンの正当化する様も恐ろしいけどらしくて、
    郷愁に馴染めない、と言わせた監督が大好き

    これは美しい映像と共に在りし地を懐かしむ映画じゃない
    どんな小さな希望としても信じ、探検した愛の話

    http://eiga.com/extra/shimizu/11/
    「本作は、脳内を攪乱され、宇宙で起きる事象に瞠目し、もう一度夜空を仰ぐ想いに駆られる至福の2時間49分だった。」
    この文面に諸手をあげて賛同です

  • 圧倒的な世界観のガチのSF
    情報量が多すぎてついていけなかった。
    5次元の中での3次元とか一時間滞在するだけで
    7年もたってしまう星とか、時空を超えるとか
    そもそも重力とか相対性理論とか
    高校生時代に物理で追試だった私には
    言うてる意味がわからないwww

    それでも不穏な空気が流れて緊張感が続くので
    見るのをやめられなかった。

    だいたい戻れといった時に何故戻らぬ!!
    お前がグズグズしているからこんなことに
    なるんじゃないか!と言いたくなる展開
    私にはこんな任務は無理です。

    愛について語り出した時には
    張り倒してやりたくなったわww
    何言ってんの?こいつ・・・

    結局のところ
    えらい遠くへ行っちゃったよね。
    とうもろこし作ってたのに。

    ぬりカベみたいなロボット
    理にかなってないと思ったけどとても有能
    なんでもできる形にするには
    ぬりかべが一番なのね。

  • 2019.2.5

    愛は時間も空間も超えると言い出したあたりから冷めてしまい、特に感情移入することなく淡々と終わった。
    科学的な理論や人間の欲を散々ぶち込んでおいて、結局愛がすべてだと結論づけることに違和感というか気持ち悪さを感じる。

  • * マン博士がただひたすらにチキンだったという…登場時間も短いし死に方もあっけないし、果たしてあそこにマッドデイモン使う必要あったのか。
    * マーフィの子役と大人役がすごく似ててよかった。よく見たら大人役のJessica Chastainはオデッセイのリーダー役やってた人なのか。マッドデイモンもそうだけど、エリート顔というか、宇宙飛行士役としてキャスティングしたい顔ってあるんだろうなw
    * 時間のスピードの差の概念は見ててすごく面白い。数分経って宇宙船に帰ってきたらロミリーが凄い老けちゃってるの見ると普通に恐ろしくなった。
    * アンハサウェイの恋愛のくだりはいらなかったんじゃないかと思った。彼女は普通に頭のいい冷静な宇宙飛行士でよかったのではないか。家族愛を物語の起点にするのはいいと思うんだけど「最終的にはLoveなんだ」みたいなまとめ方はちょっとえええ…ってなった。
    * TARSどっかで裏切るんじゃないかと思ってたんだけど、すごくいいやつだった。復活した時とかも泣きそうになった。何であのデザインにしたんだろう。いい意味で。
    * 氷に覆われた惑星とか、宇宙船の前に広がるブラックホールとか、下手するとすごく陳腐になりかねない描写がもの凄く壮大でいい。クリストファーノーランすごいな。着々と名作をつくっていくな。

  • 一歩間違えると、
    限りなく陳腐な作品になりそうなところを、
    ノーラン監督独特な絵の作り方と、
    色合いと手触りが美しく、
    そして哲学的で知性に溢れ、
    訪れるパラダイムの変換に閉口する。

    最初から最後まで、
    父と娘が繋がっており、
    天地創造のテーマさえ流れている、
    聖書のような物語。

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