Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2015年 3月号
- マガジンハウス (2015年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
- / ISBN・EAN: 4910125410355
感想・レビュー・書評
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「良いもの」ってたぶん客観的には存在しなくて、世間的に「良い」っていわれるものをかき集め空間を構成しても、オキーフの家の持つ「居心地」っていうのは出ないんだろうなということが理解できた。
「居心地」というのは、そこに住む人、またはその場所をつくっている人の、「身体的反応」なわけだから、身体を通して、自分に「なじんだ」り、「関われる」、そういうところで選んだものに囲まれていること、またその「居心地」をいつでも探究していること、そこに「世界」とか「自由」を感じ取れる空間が出現するんだろうな。
もっと自分本位で選んでいい。自分の肌や身体になじむ感覚を、大切に育てながら、それを場所に反映させていきたい
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●以下引用
どこの国のものか、古いか新しいか、工芸か、民芸か。誰が作ったのか、、、は一切関係ない。美しさに胸が震えたもの、心の琴線に触れたものを、ひたすら追いかけているだけです。そういうものを手に入れたときは、もう嬉しくて嬉しくて、飛んで帰りたくなってしまう。
作り手の魂が宿るものは、身近に置くだけで創作の原動力になる。
例えば、数百年前の中国の器が、何人もの持ち主を経て、僕の手元にやってくる。僕はこの器の運命をいっとき預かっているだけで、いつか手放すかもしれない。だからね、その美しさをどんどん作品に取り込んで、新しいものを作り続けるだけです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
期待しすぎた。
世界のクラフトのインテリアとして取り入れている実例が思ったより少ないし、みなモダンでキレイすぎた。表紙の写真見て、もっとプリミティヴなものかと思った。壁中が西アフリカのお面や泥染の布とか、そういうのはなかった。残念。 -
Alexander Girard