三国志 10 出師の巻

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  • ALLVD (2015年1月10日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 完全に三国志の新時代ですね。
    孔明を中心に南蛮との戦いはなかなかおもしろいです。
    曹操、劉備、関羽、張飛など、三国志と言えば、と言われる人物は去りましたが、まだまだおもしろく読めます。

  • 曹操が亡くなり、劉備も世を去る中、国は残り戦いは続きます。魏は曹操亡き後、新しい世代となり、漢という国もいよいよ終りとなります。三国志の時代を終わらせ、覇を唱えようとまず魏が動きます。三国時代のあとの主役となる人々の姿も見え始めます。主人公が去ったとはいえ、新鮮な時代の移り変わりを感じます。蜀でも劉備が去るも、孔明まだ若く、大きな戦いを前に後方への備えに当たります。孔明の軍師としての活躍を楽しむことができます。いよいよクライマックスという場面になります。
    しかしながら、前半の主人公達が世を去ること、とても物悲しいものがあります。年をとるということの、時代の表舞台から去るということの寂しさというものを感じます。

  • R4.2.18-2.25

  • 前半は英雄たちが何人も死んでゆくのが寂しくって
    あ~あ、と思ってたんだけど
    後半、猛獲が出てきたあたりから話がどんどんあっちのほうに行っちゃって、完全に架空の物語になって行って
    鼻白むというか、亜ジャ~、やっちゃったのね~という感じになった。
    孔明の能力の高さと、これから向かう寂しい未来を
    すぐに書くには忍びなかったんだろうけどね、ちょっと作りすぎさ。

  • 号泣。

    一気に読んでいたら年齢を忘れがちだけど、もう曹操、劉備、関羽は60代、張飛50代、孔明も若いと思ってたらもう40代になってた。黄忠はなんと70代。よく戦ったものだ。

    ずーーーーっと戦って戦って戦って…

    時代は移っていく。

    何人かはよく戦ってきて死ななかったが、みんな病気には勝てんなぁ。

    孟獲、負けても負けてもへこたれないから面白い。祝融夫人、勇ましい。カカア天下。だけど、この夫婦似たり寄ったり。

  • 関羽、曹操、張飛、黄忠、劉備死す。
    時代は次の世代へと移るが、なお戦いは続く。

    出師とは、蜀の公明が、魏呉にうってでること。
    いまの戦争のように、動機は都をあるべき主に還さんがため。
    そんなに都って大事なのかな。

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著者プロフィール

1892年、神奈川県生まれ。1921年、東京毎夕新聞に入社。その後、関東大震災を機に本格的な作家活動に入る。1960年、文化勲章受章。62年、永逝。著書に『宮本武蔵』『新書太閤記』『三国志』など多数。

「2017年 『江戸城心中 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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