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感想・レビュー・書評
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孔明がなくなってからの話。
著者はここをスパッと切った感じですね。
日本の戦国時代と違い、終わったときの虚しさがすごいですね。どうしてでしょう。
それだけ、いろいろな意味で三国時代は華やかだったってことでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
吉川英治の「三国志」のクライマックスが終わり、その後等について著者の、本書に対する考え方などが書かれています。蛇足的なものかもしれませんが、これはこれで面白く読ませていただきました。諸葛亮孔明という人物がいかに偉大であり、それゆえの欠点もあったのかということ。人材というものが決定的に重要なものであること。そして三国志が非常に中国らしい物語(易姓革命の考え方が強い)だということを感じました。国が自身から瓦解する様は、確かに書いていても読んでいても面白くないと、著者の言われることも納得です。しかし教訓として迫り感じるものはありました。それが長い年月伝わってきた物語であることから出てくるもののようにも感じました。
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要するに孔明の死後蜀がどうなったかってことなのね。
劉禅がアホで困っちゃったねってことなのね。
なんとも詰まらん終わり方になったけど、これが事実だからしょうがないねぇ
書きたくなかった気持ちも分かるよ。 -
三国志の解説。
曹操に始まって、孔明に終わる三国志。
孔明ほどの人物でも、漢朝の統一はできなかった。それは、そもそも前提が間違っていたのではないか。興亡を繰り返す国において、統一にどれだけ価値を見出す人がいたのだろう。