幾千の夜、昨日の月 (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
3.69
  • (6)
  • (9)
  • (13)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 130
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (146ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 表紙と以前より気になっていた角田光代さんの名前だけで概要も見ずに購入。
    最初、主人公が交代しながら夜をテーマにしたお話なのかと思ってたら、なんとエッセイだとは。
    人生をこよなく満喫されてる方の夜に纏わる短編集。
    楽しい夜から緊張感溢れる夜まで、我が身に起こっているかのように楽しみました。
    西加奈子さんの解説も温かくて、好きでした。

  • 一人旅に出たくなるエッセイ集。

  • 夜をテーマにしたエッセイ集。
    夜は色々なことを考えさせられる。やけにスケールの大きいことをぼんやり考えてしまい眠れなくなることもある。
    そんな経験を追体験しているような自然体の文章で夜のちょっと疲れてぼっとした頭で読みたくなる。
    夜にあれこれ考えて悟りを開いた気になっても朝になればきれいさっぱり忘れてしまっているので、こうやって文章になっているものを読むと自分の考えまで代弁してもらえたような、すっきり受け入れられた気持ちになる。

  • いろんな夜のエッセイ。
    寂しい夜もあれば、自分が無敵に思えて怖くない夜もある。
    海外でのエピソードも多くて楽しかった!

著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

角田光代の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×